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【アロマレシピ】ネロリの香りで、首を温める

レシピ

  1. ネロリ(2滴)をコットンに落とします。

  2. 使い捨てカイロとともに手ぬぐいに包み、首のうしろにあてましょう。

花冷えは、首でしのぐ

 三寒四温という通り、春は、毎日の気温差が大きくなりがち。突然、寒さが訪れ、びっくりすることがあります。先日も、もう4月なのに、我が家の温度計は、最高で11℃までしか上がりませんでした。
 けれど、冬用の部屋着は片付けてしまい、すでに押し入れのなかにあります。コートも、クリーニング屋さんに出してしまいました。
 こんなとき、わたしは首を温めてしのぐことにしています。

大椎のツボは、全身を温める

 首と肩の境目にある「大椎」というツボ。位置は、首を前に倒すと、骨がぽこんと出るところです。その一帯が温まると全身も温まるので、東洋医学の世界では、風邪の予防に欠かせないと聞きます。
 マフラーは、セーター1枚分に匹敵する。これもよく聞く話ですが、やはり、マフラーも大椎をカバーします。このツボは、冷え対策によほど大事なのでしょう。
 余談ですが、自分のワードローブを見ていたら、冬物のセーターは、丸首よりタートルネックがずっと多いことに気づきました。もしかしたら、大椎を守りなさいと、身体から指令が出ていたのかもしれません。

香りとともに、いっそう温かく

 そういうわけで、冷える日は、大椎を意識して、首にカイロをあてます。このとき、わたしは、カイロと一緒に香りも包むようにしています。レシピにも書いた通り、手ぬぐいを利用して、首にふわりと巻きつけます。
 首元だと顔に近くて、香りが強すぎるかなあ。はじめは、そう思いましたが、やってみると問題なし。たとえば、机に向かっているときなどはほぼ無香状態で、動いた拍子などにふっと香る程度です。もしかすると、人によっては物足りないくらいかもしれません。ただ、身にまとう香りは、このくらいのほうが嗅覚を無駄に刺激せず、いいように思います。

ネロリは、鎮静効果の高い精油

 レシピでは、精油はネロリを選びました。選択のポイントは、リナロールを多く含むところです。
 リナロールは、鎮静効果が有名な芳香成分です。わたしたちの身体は、気持が落ち着くと、自律神経の働きで、全身の血流がよくなるようにできています。ですから、リラックスできれば、身体の内側から温まってくるのです。
 ネロリは、柑橘の花からとれる精油で、第一印象は高貴な花の香りです。けれど、意識して嗅ぐと、ほのかにミカンの雰囲気も感じられます。効能とともに、香りのイメージも楽しんでみてください。


本レシピは治療法ではありません。体調のよくないときや、妊娠中、敏感肌の方は、医師に相談したうえでお試しください。小さな子どもは、原則として控えましょう。

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