見出し画像

頑張るのは浪費、努力 が投資

人間は数ある動物の中でも圧倒的にストレス耐性が高いと言われています。
でも、せっかくのストレス耐性の活かし方を間違っていませんか?
頑張ることはただの浪費、努力することが投資です。

頑張ることは心身の健康を浪費しているだけ

ここでは「頑張る」を「がむしゃらにやる」「時間をかけてやる」という意味で使っています。
頑張ることや苦労することを礼賛する傾向が人間の世界にはありますが、実際には頑張ることは怠慢です。

とても簡単な話ですが、時間をひたすらかけて実直に生真面目にやったところで、成果には限界があります。
例えば受験勉強で勉強時間をただ伸ばしただけで東京大学理科三類(医学部)に必ず入れるんでしょうか。
勉強時間をある程度とるのは最低条件で、その上で時間効率の良い勉強の仕方を試行錯誤して工夫する必要があります。

不眠不休でがむしゃらに頑張るなんて論外です
適切に計画を立てて休みながら効率よく進めないといけません。

もちろん勉強以外でもあらゆる面で、より効率のいいやり方を工夫することが大切です。
ただ時間をかけてがむしゃらにやることは、失敗したときに「こんなに時間をかけたんだから」と自分に言い訳する口実にしかなりません
実際には何の工夫もせずに思考停止してただ時間を無駄につかって、体を痛め心を摩耗させる浪費に他なりません。

努力は投資活動

さて、目的のために様々な施策を考え、試行して工夫する行為を「努力」と呼びましょう。
そう定義した「努力」は投資活動です。

もちろん、「投資」といってもお金の話ではありません。
「自己投資」みたいな広い意味で使っています。
つまり、事前に何かを差し出すことで、あとでより多くのものを手に入れる活動のことです。

たとえば、木を倒したいときに歯がぼろぼろになった斧でたたいていても相当に長い時間がかかります。
これが「頑張る」状態です。
そこで、木を倒す時間の一部を差し出し、その時間に斧の歯を修理したら全体としてはずっと短い時間で木を倒せます。
これが「投資」の「努力」です。

運任せの投機

似た言葉に「投機」がありますが、こちらは運任せのギャンブルのことです。
「これに命運を賭けるんだ!」みたいに思って打ち込むのは投資ではなく投機です
投機はもちろん失敗する可能性があります。

一方、投資はできるだけリスクを分散させ、常に状況に応じて改善を繰り返します。
1回1回の施策がうまくいかないことはあっても、元本(時間や心身の健康)がなくならない限りは失敗にはなりません

ストレス耐性のかしこい活かし方

我々ヤギのような野生動物に近い生き物はストレスに極端に低く、足を骨折したらもうつらいので治るのを待つよりも死んでしまう道を選びます。
また、環境がちょっと変わっただけでも多大なストレスを感じてしまいます。
でも、人間には圧倒的なストレス耐性があります

そのストレス耐性を浪費する頑張りのために使うのはとてももったいないです。
浪費するくらいならさくらちゃんにください。

せっかく持っている圧倒的なストレス耐性は、努力のために使いましょう
投資のための試行錯誤は環境の変化をともなうため、多くのストレスを生みます。
でも、一時的にストレスを感じても、試行錯誤を繰り返すことでそれ以上の利益を得られます。

努力が報われない」と言っている人は実際には努力ではなく、ただ頑張って浪費しているか、もしくは投機をしているのです。
正しく投資の努力をしている人は死ぬ日まで「報われない」ということはありえません。

このnoteを気に入っていただけたら、ぜひ左下のハートマークやシェア、フォローをお願いします m(_ _)m

さくらちゃんにご飯をあげる
最新のさくらちゃんの写真をもっと見る
他の記事を見る

Kyashでサポートする