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チームの雰囲気を台無しにしないため、普段からリーダーがすべきこと

1、リーダーが常に冷静でいるために必要なこと

部門の役割を担うリーダーたるもの、経営陣から課せられた目標と現場対応との乖離に焦りをつのらせ、結果、ついカッとなってということ、ままありますよね。

そうした時、冷静に自分を諭してくれる自分がいたとしたらどうでしょうか? 気持ちが昂ったときに、昂っていると諭してくれるもう一人の自分

実は瞑想(マインドフルネス) によって、それがかなうのです。

2、瞑想(マインドフルネス) 

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マインドフルネス(mindfulness)とは意図をもって、今の瞬間に、評価や判断を手放して、注意を払うことから、わき上がる気づきの状態(アウェアネス)という語義で説明がされています。
出典元:マインドフルネス - リクルートマネジメントソリューションズ

例えば、5分瞑想するとしましょう。

目をつむって、自分の呼吸に集中する(今の瞬間に注意を払う)とします。吸う空気、吐く空気が、口から肺に入って、まった口から出ていくのに集中するのですが、私たちは必ず、仕事のこと、人間関係、家族のことなど、その時に気になっている未来や過去のことを思い浮かべてしまいます。

なかなか呼吸(今の瞬間)に集中できないわけですが、それはそれで悪いことではありません他の事を考えてしまったこと自体を意識し、また呼吸に意識を集中させれば良いのです。これを繰り返し、今の瞬間に集中することに慣れていくようにします。

こうした自分の意識の揺らぎを意識するプロセスが瞑想なのです。

この瞑想を定期的に実施することで、日々の業務においても、「あっ 今、カッとなって冷静に判断できないな」「今、かなり落ち込んでいるな」など、自分自身の意識を、もう一人の自分が冷静に判断して、アラートをだすことができるようになるのです。

3、対話型鑑賞とマインドフルネス 

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実は、対話型アート鑑賞はマインドフルネスと相性が良いとされています。

アートを見て気づいたことを言語化する対話型アート鑑賞は、自分自身が直感で閃いたことに忠実に向き合い、正直に言葉を紡いでいく行為です。これは、まさしくマインドフルネス でいう、今の自分に注意するそのものであります。

以前、開催したイベント「対話型アート鑑賞×マインドフルネス」では、マインドフルネスのスペシャリストである中村悟さん(参照:下記noteリンク)をお招きし、瞑想と対話型アート鑑賞を組み合わせたイベントを開催しました。

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私自身、体験してみて感じたのは、瞑想後の対話型アート鑑賞は、鑑賞における感覚がとても鋭敏になったこと。通常の鑑賞より得られる気づきが格段に増えたことを実感しました。

4、マインドフルネスと対話型アート鑑賞の効果

瞑想の効果はそれだけではありません。メンタル面においてはうつ状態の緩和、不安の減少、ストレス耐性の向上が図れるそうです。 また脳機能面においては、集中力・記憶力の向上、複数の仕事を並行して進めている状況下でも一つ一つの仕事に集中することができるようになり、仕事や勉強で質の高いパフォーマンスにつながるといいます。参照:マインドフルネスの効果

実はこれ、対話型アート鑑賞でも同じような効果があるとされています。鑑賞をすることによって、ストレスホルモンの軽減、軽度の認知症の改善、そして論理的思考力の向上などがあるとされています。

フクフクプラスの対話型アート鑑賞でも、鑑賞前に数分、瞑想いただくことがあります。一回きりの体験で、前述のような効果があるわけではありませんが、これから鑑賞に向かうという意識転換には十分に効果があります。

瞑想、アート、日々の業務とは全く接点のないところだからこそ、新たな発見や価値が潜んでいるのかもしれません。

アートファシリテーター:磯村歩

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対話型鑑賞を活用した企業研修
障がい者アートによるSDGsを兼ねた社会貢献型プログラム


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