マガジンのカバー画像

写真というメディアを考える

418
イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

写真家-Frank Eugeneは絵画的フォトレタッチの創始者だ。

写真家-Frank Eugeneは絵画的フォトレタッチの創始者だ。

フランク・ユージン(Frank Eugene,1865-1936 )アメリカ・ドイツの写真家であり、最初の絵画的フォトレタッチを行った。
そして、肖像画と写真が近い関係にあった頃、世界最初の大学(王立グラフィック芸術アカデミー/ライプツィヒ)での写真の教授(研究・教育)だ。
また、フォト・セセッション(Photo-Secession)のメンバーだった。
写真のネガを、スクラッチ(ひっ掻く)やペイン

もっとみる
(今日の一枚)Alvin Langdon Coburnは、最初の抽象写真を残した。

(今日の一枚)Alvin Langdon Coburnは、最初の抽象写真を残した。



Fig.モチーフはEzra Pound (1885-1972、詩人)  手法は、*Vortograph(ヴォルトグラフ)
 アルヴィン・ラングダン・コバーンの(Alvin Langdon Coburn)の*Vortograph(ヴォルトグラフ)は、単純なもの、まして、醜い物まで、美を意識させ、不思議な神秘的な世界に導くようだ。
*写真機ヴォルトスコープ(Vortescope)は、ヴォーティシズ

もっとみる
フォト・セセッションは、芸術としての写真の位置づけを目指した。

フォト・セセッションは、芸術としての写真の位置づけを目指した。

フォト・セセッション(Photo-Secession)とは、はじめて、芸術としての写真の位置づけの方向性を目指した。
ただ、写真が、完全にアートとしての位置付けを得るのは、その流れであるストレートフォトグラフィだったかも知れないが、、このフォト・セセッション(ピクトリアリス)は、写真史を語る上では外せない、また、当初のメンバーの、その後の流れも実に興味深いものがある。
ニューヨークでのピクトリアリ

もっとみる
(今日の一枚)Edward Steichenの史上初のファッション写真-1911年

(今日の一枚)Edward Steichenの史上初のファッション写真-1911年

それは、ファッション写真の黎明期に、そのファッション写真の草分けの一枚として著名だ。当時のモダーンな服飾であり、そして、ポーズだ。
「Art et Decoration誌」-1911年4月号(フランス)

(c)Edward Steichen,引用:V&A-London
エドワード・スタイケン(Edward Steichen, 1879 - 1973 US)アメリカの写真家・画家。
でもあり、美術

もっとみる
Dave Tonge-ビジュアルアートの現在形

Dave Tonge-ビジュアルアートの現在形

Dave Tonge(デイブ・トング:Londonのフォトグラファー/映像クリエイター)
Dave Tongeは、写真と映像(ショートフィルム)でのシーンで、すでに30年以上のキャリアがある、現在進行形のアーティストだ。
当初は、映画ロケの現場での仕事等からキャリアを積み、現在では、影響あるビジュアル・アーティストの1人だ。
その作品はガーディアン(The Guardian:英国の新聞)から、ロー

もっとみる