トニー・マテリ（Tony Matelli,1971- /US-リアルな彫刻家）
この作品は、ウェルズリー大学の外や、ニューヨークのハイラインに公的に設置されたマテリの著名な作品「Sleep walker」の女性版だ。 -2008
そのトニー・マテリは、比喩的、植物的、抽象的な形を彫刻に取り入れ、不安であり、コミカルで不思議なリアルなオブジェを制作ている。

Female Sleepwalker, 2008- Gary Tatintsian Gallery
エポキシ、髪、色、鋼、下着
160×75×55cm

「女性のスリープウォーカー」では、マテリは、「人々が人体について持っている、その謙虚で*ビクトリア朝的(1837-1901)な考え方の問題」について、芸術の議論のための作品と述べている・・

（註）ビクトリア朝：この時代は、いわゆる産業革命の時代だが、そして、多くの文化で栄えた。
それは、かんたんに言うと、芸術において、ロマン主義とリアリズム（例えばシミまで）の双方が、ビクトリア朝の時代の芸術的な特徴だ。それは、科学の発展と、技術・芸術の学際的なロジックで展開されている。そのロマン主義(18th末-19th前半)は、欧州での、それまでの合理主義（普遍的理性）などに対し感受性や主観に重きをおいた芸術運動。

Check out Tony Matelli, Female Sleepwalker (2008), From Gary Tatintsian Gallery

（追記）この時期で、なんですが、このトニー・マテリの作品「スリープウォーカー」のコラムも、男女平等と致したいもので・・

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