美術界に影響力のある「ArtReview」は、イギリスの現代美術雑誌だ。
今年も、ランキング「Power 100」の2020年版が発表された。
その内容は・・・
2020年の1位は、BLM(Black Lives Matter)を評価しており、今年アメリカ・ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドの死亡事件に端を発して世界中に広がっている反人種差別の運動-BLM(Black Lives Matter)だった。

また、アメリカやヨーロッパで問題視される歴史的人物の彫像の撤去や、黒人アーティストに対する再評価、ギャラリーの多様化へ、美術館コレクションの脱植民地化を試みるための所蔵品整理なども、この歴史的な問題を是正する試みとみなされているようだ。

そして、従来、高順位を続けていたメガギャラリー（例えばMoMA)の創設者たちもそれぞれ順位を下げた。そこには、危ういウイルスが美術館の活動やギャラリーのビジネスモデルに与えた多大な影響も見えるようだ。
（参考-引用：ArtReview）

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「ArtReview」のアートの世界では、政治や社会の流れからの影響力が多いようだ。そして、それは「現代アート」とその周辺文化への影響力は、実に大きいのだ。

（註）ご参考までに