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Howard Kanovitzのハイパーリアリズムとは

ハワード・カノヴィッツ(Howard Kanovitz,1929- 2009 US)
画家(ハイパーリアリズム)・写真家(フォトリアリスト)
抽象的な表現主義からコンピューターイメージングまで50年のキャリアを持ち、フォトリアリズムとして知られる芸術運動の最前線だった。それは、表現の本質と主観、意味論、記憶との、複雑な関係の表象だ。その素材は、既存のメディアからの流用か、また、自分で撮った写真を使った。

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(c)Howard Kanovitz

1966年、ユダヤ博物館の個展では、この新しいジャンルの写真ベースの絵画が発表された。
カノヴィッツの作品は、バーバラローズ女史(アメリカの美術史家)によって「フォトリアリズムの祖父」と呼ばれた。それは「リアリズムの概念が狭すぎる現実的な絵画」の分類を超越している。
また、カノビッツについて「細心の注意を払ったエアブラシテクニックと視覚の正確さが、確実性ではなく疑いの雰囲気を生み出し、芸術的体験の本質に挑む意味の疑問を投げかけた」-サムハンター(アメリカの現代美術史家)
ドキュメンタ(カッセル-ドイツ)Vに出品、また、ドキュメンタVIでは、アメリカを代表した。
1979年、DAAD(ドイツ学術交流会)で、フェローシップ(Fellowship-研究助成金)を授与。School of Visual Arts(NY)でも教鞭をとっている。

そして、多くの賞を得ているが、展示もグローバルな規模で多く、亡くなる前年の2008年までアメリカ、欧州で実に多くの活躍している。

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                                 Howard Kanovitz

ラリー・リバァース(Larry Rivers,1923-2002 US)に影響を与えている事は、その項目で記述したが、多くの後継にインパクトを与えている。例えば、ジョン・バルデッサリ(John Anthony Baldessari, 1931 - 2020)も類型を感じるのだが・・・それが文化という事だろう。

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