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自由を手に入れる第一歩の日

うちの近所で子どもの学ぶ場所といえば公立小学校しかありません。

私立小、インター、フリースクールなどはありません。適応指導室ならかろうじて車で20分程の所にあるみたい(・∀・)
発達検査をして市役所で療育が必要と認定された子だけが行けるデイという場所はあるようです。(これだって口コミで聞いた話。)

それにしても、適応指導室って酷い名前だなぁ
…(-_-)

とにかく、学校以外の選択肢を検討しようにも情報が全くありません。
市の教育センターに行っても、チラシも何もありません。(責任問題があるのか、私設のものは置かない決まりなのか?)

そんな中ネット検索で知った〝サドベリースクールオープン〟という言葉。

家から車で一時間程と結構遠かったのですが、もし良いところならがんばって運転して週に一度くらいは連れてきてあげられるかな。そんなノリで見学に行きました。

代表のFさんは30代、元教員。
話を聞くと〝今の学校のシステムでは子ども達は幸せになれない〟と強く思っている人でした。

無言で早く食べなければいけない給食時間、研究授業なんて茶番でしかなく意味がないということ、教科書をなぞるだけの授業、決まりの多い休み時間。 

私が補助職員をしていた頃に感じていた、教育に対する疑問とほぼ同じことを感じていたようでした。

教員を辞め家庭教師をしていた頃、『世界一素敵な学校サドベリー・バレー物語』という本に感銘を受け、フリースクールを開いたということでした。

辺りは田んぼと果樹園と点在する民家、遠くに山の稜線。スクールは、実家の離れ二棟。
ザ・田舎といった、とても落ち着く場所でした。

一緒に来ていた子どもも、自然の景色とおばあちゃんちのようなスクールに安心し、直ぐに馴染んで広い日本庭園を散策。

「なるべく早く、次も来たい!」

という子どもの声で、回数券購入を決めました。

 

当時〝サドベリースクール〟と名のつく学校を検索すると、全国に8〜9校見つかりました。

8〜9校、それぞれのホームページに飛んでも、環境も雰囲気もまちまち。協会の認定があるようでしたが、まぁ結構曖昧な感じなのでは⁈
( ̄∇ ̄)
(言ったもん勝ちやないかい⁈ってな雰囲気に思えました。)

シュタイナーもモンテッソーリも、輸入された時点で解釈変わってる部分や、拘る所多分そこじゃないなってとこに拘ってたりとか、日本風味になることはよくある事だと思います。(カレーライスのようなものか。)
なんにせよ、小さいスクールなどは代表の考え方が色濃く出るんだろうと予想できます。 


…まぁ、そうであったとしても、

私はただ単純に、
こんな田舎でしかも実家で突然サドベリー始めた人がいるということに、
「面白いじゃん!」そう思いました。

うちの近所はといえば、慣例を踏襲していくことが当たり前といった雰囲気。あいかわらずPTA役員選びで揉め、担任がアタリだハズレだと立ち話をしているだけ。
新しい教育について考える人に出会うこともありません。

〝サドベリー〟というワードを知る人と話ができることは私にとっても楽しみでした。 


《その後の学校への伝え方》

⚫︎子どもの連絡帳に、
「これからは、子どもが好きな時に学校を休んでフリースクールに通わせます。」


⚫︎学校から電話。
すぐに、教頭先生、教務主任家庭訪問。


⚫︎あいさつ運動やボランティア手帳に反対していること、体育の授業の酷さなどを伝える。
子どもが疲れきっていることなども伝える。


⚫︎フリースクールに行くことはOK。
でも、不登校にカウントします。


⚫︎不登校のデメリットは何か尋ねたところ、
私立高校の推薦に不利かもしれないと聞く。


⚫︎OK了解。
クラスのみんなにチラシを配りサドベリースクールへ行くことをきちんと説明して欲しい。


⚫︎チラシは不可。担任から口頭で説明します。


⚫︎仕方ないけど了解。

こうして、好きな時に学校をお休みすることができるようになりました。
\(^o^)/

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※完全にホームスクールを始めたと言えるのは、4年生からです。それまでの成り行きをnoteスタートから連続して書いています。(たまに脱線アリ)
早いうちに現在に追いつきたいですが、しばらくお付き合いください。(^_−)−☆

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