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飯塚市の画家・田代国浩さんが描きまくり3世と呼ばれるワケ

こんにちは、アーツトンネルのタカキです。

筑豊地域のアート拠点をつくり、人とアートをつなぐトンネルになるべく活動している私たちですが、最近、よく疑問に思うことがあります。

筑豊地域って、なんでこんなにアーティストが多いんだろうか?


筑豊のアーティストたち

アーツトンネルギャラリーでは母里聖徳さんの展覧会が開催中ですが、お隣の嘉麻市にある織田廣喜美術館では、飯塚市の画家である田代国浩さんの展覧会を開催していました。

母里聖徳さんも、田代国浩さんも、御年60歳を超えています。私たちアーツトンネルのメンバーからするとお二人とも巨匠アーティストです。

筑豊で活躍するこのお二人の展覧会が、ほぼ同時に田川市と嘉麻市で観れるなんて、なかなかなことだと思い、期待を膨らませて、織田廣喜美術館へ行きました。

織田廣喜美術館はお庭は広くて素敵

画家・田代国浩は明らかに不思議な人

田代先生にお会いし、挨拶をする時、田代先生の手にはペンが握られていて、そのペンで小さなメモ用紙に何かを描いています。

だから、田代先生と話をすることはほとんどありません。

明らかに不思議な方です。

展覧会で作品を観るにあたって、もしかしたら、その絵を観ると、田代先生が普段、どんなことを考えているのか、理解できるかもしれないと期待しました。

織田廣喜美術館

結論→謎は深まるばかり。

会場には数えきれないほど作品があり、しかも、一枚一枚しっかりと描き込まれ、とてつもない熱量を感じました。

すべて原画
ヌードデッサンが中心でした

しかも、当然ながら同じ絵は一枚もなく、色があったり、文字が入っていたり、表現は様々。圧巻の展示でした。

緑が美しい
テキストの作品も

それを観ての結論、謎は深まるばかり・・・

それが描きまくり三世である

田代先生は「描きまくり三世」とも呼ばれているそうです。

至極適切な呼び名であるなと思います。

田代先生にとって、大切なのは、言葉だったり、絵で何かを表現することではないのかもしれない、と僕は思いました。

もしかしたら、描きまくること、描き続けることが田代先生の表現なのかもしれないなと。

描きまくっている

先日、観に行ったのは、「素画」と呼ばれるデッサンばかりを集めた展示でしたが、2023年12月20日(水)~12月24日(日)の期間は「タブロー」と呼ばれるキャンバスに描かれた作品が見れるそうです。

母里聖徳展と合わせてご覧いただけたら幸いです。

いつも読んで頂きありがとうございます!引き続き、アーツトンネルをよろしくお願いします!

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