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【満員御礼】無料で受講できる東京藝術大学のアートプロジェクト実習〈ストリート・スタディーズ①~⑤〉をYAU STUDIOで開講!

「ストリート・スタディーズ①~⑤」は、丸ビルで三菱地所と東京藝大が共同開催するアートイベント「藝大アーツイン丸の内2022」とYAUが連携するアウトリーチ・プログラム。「大丸有エリア(大手町・丸の内・有楽町)」をフィールドに、ストリートで活躍する気鋭のアーティストたちから観察眼や発想法を学ぶ5日間のワークショップです。
平日夜に4日連続で開講する【ステップ1】では、ゲストアーティストと一緒にYAU周辺を歩きながらアート目線で都市の風景を読み解き、最終日の【ステップ2】では、ステップ1で得た気付きや視点から、ストリートに実装するアート企画を練っていきます。
現役の藝大生も多数参加する課外授業で、東京藝大の実践型演習に参加できる機会です。アートマネジメントに関心ある方はもちろん、文化芸術とビジネスの融合を探りたい大丸有ワーカーの皆さんもふるってご参加ください。


ステップ1:アーティストと路上観察をたのしむ

ストリートで新たな表現領域を開拓するアーティストたちと、大丸有を一緒に歩いてみる4日連続のナイトウォークです。
日替わりで迎える5人のゲストは、風景・物語・スケボー・植生など、それぞれ異なるモチーフから都市を観察し、作品や書籍を生み出しているクリエイター。彼らは都市開発の最前線・大丸有をどう読みとくのか? アーティストの目線や創造的発想法に触れられるプログラムです。
 
●日時と各回ゲスト 
10/18(火)19:00~21:30 木原共(メディアアーティスト)
10/19(水)19:00~21:30 村田あやこ(路上園芸鑑賞家)
10/20(木)19:00~21:30 菊地良太(アーティスト/フリークライマー)+松本夏生(アーティスト/スケーター)
10/21(金)19:00~21:30 石神夏希(劇作家)
※各回ゲストの詳細プロフィールは下段に記載しています。
 
●各回のタイムテーブル
19:00~19:45
ゲストアーティストから「街の見方・読み解き方」を聞くレクチャー。
19:45~21:00
夜の大丸有を散策しながら「アーティストの目線」を体感するツアー。
21:00~21:30
感じたこと・発見したこと・気付いたことをシェアするワールドカフェ。
 
●会場
YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1有楽町ビル10F)※開場は30分前の18:00。
 
●参加条件
「文化芸術による街づくり」や「地域のなかでのアート/アーティスト活動」に興味・関心がある方なら誰でも無料で受講できます。専門的な知見・経験は不要です。気軽にお申し込みください。
 
*すべての回で定員に達したため募集を締め切りました。


ステップ2:ストリートからアート企画を発想する

Natsuki Matsumoto

ステップ1で体感したアーティストの観察眼や思考法を取り入れ、自分なりに解釈して、大丸有を舞台にしたアート企画を構想してみましょう。
ブレインストーミングには藝大生も参加し、社会人と学生を即興で組み合わせたチームで企画を考えます。チームで大丸有を歩きながらアイデアを練ってもいいでしょう。様々な職業・専門性・人生経験を持つ市民と、藝大生との出会から、どんなアートプロジェクトが生まれるでしょうか?
 
●日時
10/22(土)13:30~20:00(三部制)
 
●ファシリテーター
宮本武典(キュレーター/東京藝術大学准教授)、渡辺龍彦(編集者) 他
※ステップ1のゲストやYAU STUDIOのメンバーも飛び入りで参加いただく予定です。
 
●タイムテーブル
第一部 13:30~15:00
ステップ1で見えた「アート目線の大丸有」を共有する。
第二部 15:30~17:30
チームに分かれ、大丸有を舞台にしたアート企画を構想する。
第三部 18:30~20:00
チームごとに、アート企画のアイデアを発表・共有する。
 
●会場
YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1有楽町ビル10F)※開場は30分前の13:00。
 
●参加条件
「文化芸術による街づくり」や「地域のなかでのアート/アーティスト活動」に興味・関心がある方なら誰でも無料で受講できますが、ステップ1のナイトウォークに最低でも1回参加ください。途中参加・退出はできません。
 
*すべての回で定員に達したため募集を締め切りました。 
 
【ゲストアーティストプロフィール】
石神夏希(いしがみ・なつき)......劇作家。1980 年江古田生まれ、鎌倉育ち。2005 年慶應義 塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。1999 年よりペピン結構設計を中心に活動し、国 内外で都市やコミュニティのオルタナティブなふるまいを上演する演劇やアートプロジェク トを手がける。近年の主な仕事に「東アジア文化都市 2019 豊島」舞台芸術部門事業ディレク ターおよび『Oeshiki Project ツアーパフォーマンス《BEAT》』作演出、2019 台北芸術祭 ADAM Artist Lab ゲストキュレーター、静岡市まちは劇場『きょうの演劇』ディレクター(2021 年 度)他。
 
菊地良太(きくち・りょうた)……アーティスト / フリークライマー。1981年生まれ、千葉在住。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科学部卒、東京藝術大学大学院美術学部先端芸術表現科修了。フリークライマーとしての独特の視点を美術表現へと変換させ、都市や風景に内在する様々な領域や境界線等を可視化させる作品を発表。

木原共(きはら・とも)……アムステルダムと東京を拠点に活動するメディアアーティスト。社会に介入する「遊び」の観点で、テクノロジーと人間のより良い関係性を模索するメディアの研究と開発を行う。慶応SFCを2016年に卒業後、オランダのデルフト工科大学院のインタラクションデザイン科を修了。その後アムステルダムに拠点を置く公的な研究機関Waagに参加。Mozilla財団などと国内外の組織と複数のアートプロジェクトを手がけている。主な展示にレッド・ドットデザインミュージアムでのソーシャルデザイン展(2020)などがある。
 
松本夏生(まつもと・なつき)……アーティスト / スケーター。1999年大阪生まれ。東京都育ち。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科2022年卒業。ライフスタイルであるスケートボードをグラフィック、写真、映像、zineなどにアウトプットし、日々板を弾きながら模索中。現在は下町の三輪車など子供用の乗り物を作っている町工場に就職。ものづくりの基礎を学んでいる。他にも[weeb tokyo] [snatch factory]などのコレクティブにも所属している。2022年メトロ文化財団賞受賞。
 
村田あやこ(むらた・あやこ)……路上園芸鑑賞家/ライター。1982年福岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。街の植物や園芸の魅力を書籍やウェブ等で発信。デザイナーの藤田泰実とともに路上観察ユニット「SABOTENS」としても活動し、組み合わせると路上園芸の風景が作れる「家ンゲイはんこ」を制作。著書に『たのしい路上園芸観察』(グラフィック社)、『はみだす緑 黄昏の路上園芸』(雷鳥社)。寄稿書籍に『街角図鑑』『街角図鑑 街と境界編』(ともに三土たつお編著/実業之日本社)。神奈川新聞、散歩の達人ほかで連載中。「ボタニカルを愛でたい」(フジテレビ)出演中。
 
【ファシリテータープロフィール】
 宮本武典(みやもと・たけのり)……キュレーター、アートプロデューサー。1974年奈良県生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。大学や美術館を起点に自治体・企業・地域コミュニティと協働するアートプロジェクトや教育プログラムを展開。主な事業として「山形ビエンナーレ」(2014~2018)、「東京ビエンナーレ2020/2021」(2020~2021)、「角川武蔵野ミュージアム」(2019)、「東根市公益文化施設まなびあテラス」など。2018年まで東北芸術工科大学教授・主任学芸員。現在、東京藝術大学美術学部絵画油画専攻准教授。
 
渡辺龍彦(わたなべ・たつひこ)…………編集者、パブリッシャー。1987年神奈川県生まれ。高校2年生から「遊びとおもちゃ」をテーマとしたリサーチを開始。慶應義塾大学SFC2010年卒。株式会社LITALICO(2010年~2019年)で障害者・児支援事業、子育て支援事業に携わる。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻2021年修了。編集者としてアート関連の書籍編集を行う傍ら、自身の出版レーベル〈遊と暇〉で遊びと退屈の関係に焦点を当てたリサーチ・出版活動を行う。発行人兼編集人を務めた書籍は『ひまのつめあわせ 入江家の本』(2019)、『Tired Of No.1 特集 ちゃんとしなくていい路上。』(2020)

 
企画運営
東京藝術大学社会連携センター「東京藝大アーツプロジェクト実習 丸の内」、YAU実行委員会
プログラムについての問い合わせ
東京藝術大学社会連携センター(渡辺龍彦)
watanabe.tatsuhiko@pc.geidai.ac.jp


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