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「君たちはどう生きるか」とりあえず覚え書き①※ネタバレあり

当然ないと分かっていながら多少「ナウシカ2」を身構えるも

冒頭のサイレンの造形と音で、大体太平洋戦争周辺っぽさで

あれっ風立ちぬで描いたばっかりなのに!?

でも今回は戦争で早くも喪失して、世界から抜け出した子供が主人公

しかしまたもピラミッドの上の人間の話らしく面を食らう

と思ったら父親が工場長、疎開

前回の風立ちぬでは作家としての自分の業と美しさを描いて、描き切ったと思ったら

(本人は嫌がる言い方だろうけど)自身のノスタルジーに寄った作品か!


火事だったり抽象的なシーンは全体的にジブリっぽくない、今っぽい画風で異化効果が良い

婆さんたちがなんか異様に特色豊かで何か引っかかり、缶詰とかに感動したあとに一列になって付いてくとこで人数数えたら7人!

ここで白雪姫!?と分かってから、真人家着いたらすぐ寝るし、自傷してからも寝てるしお母さんも完全に白雪姫状態 ここ重点的に掘るべき?

っていうか冒頭30分ぐらい完全にホラーで怖かった

幽世に誘われ、引き込まれそうになる感じとか
アオサギの口に人の歯が並んでるのが不気味に出して来たり”中身”が段階的に見える、風の時に見る夢の不気味さとか
見終わるとなんであんなオッサン…と思うけど



安直な当てはめ方をすると
大叔父=宮崎駿
アオサギ男=鈴木敏夫
主人公=あって欲しい次世代
インコたち=ジブリスタッフ

鈴木敏夫が外から適正あるものを連れ込むけど誰も継ぎたがらない
あの塔の中の世界の崩壊=ジブリの崩壊
高畑宮崎たちを神とする世界から逃げ出すスタッフ達
と成立はするけど

塔の元となったものがなぜ隕石なのか、わざわざ覆うように建築するも犠牲者が。と表現してるけど豪華な塔が?主として契約したから?

アオサギのなんちゃらの7番、ってどういう元ネタがあるの?

やっぱりあの世界を構成する積み木から噴き出した祟り神のような赤黒いエフェクトや、契約の浮石の象徴とその解釈の層

最初に真人がたどり着く死者の門と、その奥の石の神殿、起きかけてたナニカが儀式によって眠る

ピクサーの「SOUL」のような、人として生まれてくる”わらわら”とペリカンの意味

とにかくインコが怖い可愛い面白いでジブリここにきて一番魅力的なキャラ出してきて、多分宮崎さん発ではないだろうけど凄い愛らしい

とりあえず何が謎で、導入部分として代入できるものだけメモ


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