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アロマレストのカンパーニュ

アロマレスト?
すみません、呼び方とか決まっていないので
これはパン屋さんに提案したい1つのやり方です。

私はバゲットを猛烈に練習したり、教室に生徒さんが作ったバゲットを持ち込んでくださったり。そんなこんなでバゲットが消費しきれない場合があります。
食べきれないバゲット
「ラスク」は、私が将来パン屋さんをやるとしたら残り物をラスクにしません。
と言うのも、ラスクはダウンサイクルだからです。
ラスクは「残り物」というイメージがつき過ぎています。
そのくせ、バターたっぷり塗ったり・・原価は高いのです。
やすくしか売れない商品を作り、さらにラスクを買ってしまうことで、
ラスクを買わなかったら買ったかもしれない他の焼き菓子類を販売するチャンスがなくなってしまいます。

じゃあ、ロスパンにするの?
と言うことで、今回のアロマレスト。

ドイツではレストブロート(パン粉)を使うレシピは山のようにあります。よく、レストブロートを使う時のパンはどんなパンですか?という質問を受けるので、
Lutzさんや他のドイツのシェフとか色々な方に会うたびに聞く中で、ほぼみなさん答えは一緒なのですが、印象的だった答えがLutzさん
「え・・・・そんな残り物を活用するのに、どんなパンって決まっていないよ。残ったパンを入れるんだよ」と合理的。そもそも食事パンを入れることが大前提なのですが。
だから今回私はなぜこんなの深煎りローストしたパン粉を使ったのか、
別に食パンのパン粉を生パン粉のまま使っても良いと思います。

また、パン粉って意外にたくさん使うのです。
なので、残ったものを上手にカンパーニュに入れる。
つまり私の中で「アップサイクル」なのです。
パン粉を使うと湯種と違って大きく2つ利点があると思います。
(いつか教室でお伝えいたします)

アロマレストと微妙なネーミングなのですが、この考え方のヒントになったものは
ドイツの技法の「アロマシュトゥック」と日本の「甘酒」
足して2で割ったものってかんじでしょうか。

ドイツの色々な製法は本当に面白い。
今月にドイツに行くので、色々学んできたいと思います。


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