今月から毎月、前の月に読んだ本をまとめて投稿しようと思います。
読書記録自体は読書メーターでつけており、そのまとめ機能を利用しております。
この記事では、そこに補足や後から思ったことなどを付け足して投稿したいと思います。(一部省略しています。)
先月は結構な量を読んでいますし、なんかズッシリと重めの本が多かったような気がします。あと、翻訳本が多かったです。そしていずれもとてもよかった。
今年は翻訳本に多く挑戦したいですね。
「心的外傷と回復」と「ザリガニの鳴くところ」が特によかった。
川上未映子作品に出会えたことも良かった。読書範囲がぐっと広がった1ヶ月だった。
※ヘッダー画像 : 「川瀬巴水版画集 2 牛堀」NDL イメージバンクより
2024年1月読書記録
読んだ本の数:12冊(ここでは11冊紹介します。)
読んだページ数:3911ページ
ジュディス・L・ハーマン 著. 中井久夫, 阿部大樹 訳 「心的外傷と回復 増補新版」 みすず書房
多分半年後くらいにもう一回読み返す気がします。読み返したいです。
精神医学の本って論理的な裏付けがありながら、そっと背中を押してくれる、温めてくれる、そんなところが好きなんですよね。
凪良 ゆう「汝、星のごとく」講談社
久しぶりに大衆小説を読みたくなって購入しました。そういえば恋愛小説を読んだの久しぶりだったかもしれません。(月末にもう一冊読みましたが。)
小川洋子「寡黙な死骸 みだらな弔い (中公文庫)」 中央公論新社
ネットなどで評判を見ていいたため期待して読みましたが、それを裏切らない怖い一冊でした。ホラー好きになりそう(この本ホラーとは言わない気もするけど)
相変わらず小川洋子はグロテスクで美しいものを書くなぁって思った。
凪良 ゆう「星を編む」講談社
安東量子「海を撃つ――福島・広島・ベラルーシにて」みすず書房
ずっと東日本大震災関係の本を読みたいと思っていたものの読めていなかったが、思い出深い一冊になったと思う。おそらく他の震災関連本にはない視点。
アガサ・クリスティー 著, 青木久恵 訳「そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)」早川書房
初アガサ・クリスティー、久々の海外文学、そしてミステリー。今年はクリスティーたくさん読みそう。
菅谷明子「未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)」岩波書店
図書館員のバイブルと言われているらしい。義務感で読んだ。でも面白かった。
ディーリア・オーエンズ 著, 友廣純 訳「ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)」早川書房
こちらも海外文学。1月に読んだ本の中で「心的外傷と回復」と並んで重厚な一冊だった。自然描写と心情描写の美しさで私はもう大満足。あとミステリーの楽しみを知った気がする。てか翻訳の方もすごい。。。
村上靖彦「客観性の落とし穴 (ちくまプリマー新書 427)」筑摩書房
話題の一冊。開いてみたら、ケアについてということで自分の興味ある分野の本でもあった。
小林昌樹「調べる技術: 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス」皓星社
川上未映子「すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)」講談社
「汝、星のごとく」などで新鮮な読書体験をした一方で、やっぱり自分は純文学が好きと再認識した一冊。1ヶ月の終わりに素晴らしい本と出会えた。
川上未映子作品をまとめ買いしてしまった。
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