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「あなたらしくない」と言われて悩んでいた時に読んだ本

ベトナムに来る前、私の休職中の過ごし方について仲の良い友人と話をしていた時、

「大学院の授業受けてみようかな〜と思ってて」

と、当時色々と調べていて気になっていた勉強について伝えました。
そうすると、彼女は

「え!なんか〇〇らしくないよ」

と一言。

私の話し方が思いつきで言っているように聞こえたからか、感じたことをすぐ言ったんだと思います。実はそれなりに調べて、悩んでいた中での発言だったので、「らしくない」と言われてすごくショックでした。何気ない会話でも、今でもすぐに思い出せるくらい、自分にとって衝撃的だったのだと思います。そこで自分の考えを説明してみれば良かったのですが、一気に自信がなくなってしまい、そこでその話は終わり。

そもそも私らしさって何...?

休職中の過ごし方を早く決めたくて、ちゃんと自分に向いているやりたいことを考えられてないのかな?客観的に見て「らしくない」ということは、やっぱりもっと自分に合うことがあるのかな?どうやって、考えを巡らせれば良いのだろう….
考えれば考えるほどよく分からなくなってしまいました。


そして、その時から時間は空いてしまいましたが、このモヤモヤを少しでも紐解いてくれるのではないかと思い、ずっと気になっていた本をようやく手に入れました。ベトナムでKindleで読む手もあった中で、この本は紙で読みたいと思い一時帰国までしぶとく待っていました。


本を読み始めてすぐ、心に留めておきたいと思う文章が沢山。

「どうすれば自分らしいのか?」などという意識を捨てて、夢中でやる。自分らしさにこだわる余裕などないくらい、没頭し、楽しむ。その果てにある実りこそ、自分らしさではないだろうかと、僕は考えています。つまるところ、自分らしさとは、結果論です。

「自分らしさ」はいらない より

「自分らしさを捨てれば、自分らしさが更新され、自分らしさが広がる」

「自分らしさ」はいらない より

上記は「はじめに」の部分で綴られていることで、それ以降は、松浦弘太郎さんがいつも意識されている、頭で考えるのではなく、「心で考える」ことについて述べられています。

人は無意識には頭で考えているけど、想像力と感受性と愛情をエンジンに心を働かせる。そのスイッチは、松浦弘太郎さんはプライドを捨てることにあるとのこと。過去のキャリア、知識に固執せず、プライドも自分が思っている自分らしさも捨てると、自由にいいアイディアが生まれる。その意識を働かせることで、どう暮らしや仕事が豊かになるか、という内容が本では記載されています。

「はじめに」を読んだ時は、なるほどと思うことばかりでしたが、読み進めていくうちに、「心で考える」とはなかなか難しそうだ、と思いました。

もしかすると、休職中の過ごし方、これから勉強しようとしていること、結構頭で考えていることがあるのではないか、とザワザワしていたら「最後の意思決定は心がしている」という記載があって、自分が新しいことに挑戦してみたい!というワクワクが少しでもあって決めたことなら、きっと大丈夫。あとは没頭して、なんでも素直に吸収しよう、と思うようにしました。


そして、結局友だちに話をした勉強は、やってみることにしました。
(以前記載した以下の記事のことです)

それはこの本を読む前から決めていたのですが、この本を読んで、「自分らしさを更新したい!」とモヤモヤが晴れたような気がします。
ただ、「何かやらないと」という焦る気持ちで勉強するのではなく、松浦弘太郎さんの言う「心で考える」ことを意識して、これまで自分が培ったもので「こなす」のではなく、素直に柔軟に何でも学ぶ姿勢でいようと思います。簡単なことではないので、またこの本を読み返してみよう。

いよいよ明日からオンライン授業が始まるので、その前にnoteに書けて良かったです。心機一転、頑張ろう!


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