見出し画像

保育士の専門性の話

“保育士はただ子供の面倒を見ているだけではない“

私はそう思っています。

しかし、保育を長年やってきて思うこと。
それは、面倒を見るだけでいいと思っている保育士もいるということ。
保育の専門性ってとても曖昧で外からだと分かりづらいものです。それは、保育士自身にも言えると思っています。

例えば看護師や医者は、専門的な知識を使って治療や処置をしてくれます。それは、細かなやり方が多少違ったとしても大まかな方法は同じで、リスクなども踏まえて明確に押さえるべきポイントがあるだろうと思います。


しかし、保育は子どもや先生によって対応の仕方が異なりやり方に正解はありません。今までの子どもと関わっていた経験や子どもの発達段階、子どもの姿を多面的に捉え方をしながら、子どもの成長をサポートできるように保育を行なっていきます。

子どもに寄り添う保育
子ども主体の保育
多様な経験ができる保育、
自分で考え行動できるようになる保育 など
保育には様々な要素があり、抽象的であり、現場のそれぞれの保育士さんが自分で考えながら保育を組み立てたり、対応したりしています。

だからこそ、最近ニュースになる不適切な保育が行われてしまう現状があると思います。又そこには、保育士の専門性の以前に人格が大きく影響しているのだと思います。

私は、“保育の専門性を大切にしたい“と思っています。

これは保育士自身も意識して考えていくことで高められると思います。考えることを辞めて楽な保育をし始めると、どんなに知識がある人でも“ただ一緒に遊び、子どものお世話をする人“になってしまうのです。

保育士の考える力、観察する力、

一人一人の子どもを知る力
子どもの何故?を一緒に考える力
子どもの興味関心を楽しむ力
子どもの視点を持つ力
子どもの想いに寄り添う力
子どもの安全や健康を保証する力
保護者と連携する力 など…

その都度考え最善の方法を考えて行動することを求められています。

子どもを見ることは誰にでもできます。

『“保育士だからこそできること“を、保育士自身が気付き誇りを持ち高めていくこと』が保育の質の向上に繋がり、専門性を活かす保育士としての立場を確立していける、そして、それは同時に子どもにとっても素晴らしい学びの場に、安心して過ごせる場に毎なっていくのだと感じています。

簡単に言語化できない保育の素晴らしさをもっと共有できる人を増やしていきたい

もし、サポートしてくださる方がいたら、自信のない今の自分を変える事ができるかもしれません。宜しくお願いします♫