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情報を読みながら広い世界を知る

職場での月例ミーティングで、日経新聞でのある訃報記事の共有がありました。

同僚のひとりが照子先生と同郷で、高校の後輩だったそうです。

ニューヨーク・タイムズ社の記事とともに照子先生のこれまでについて説明してくれ、わたしは瞬きもできずにきいていました。

“In a career span of 60 years, Ishizakas have a cumulative total of 119 publications,” the International Medical Journal reported in 2015. “This is quite a record, for a husband-wife team.”

60年のキャリアのあいだで共著が119にものぼったこと。ご夫婦での功績。

「This is quite a record」

これはほんとうにすごいことです。

1926年にお生まれになられた照子先生

“Terry, as we called her, not only distinguished herself scientifically,” said Amnon Altman, who was recruited by the couple in 1990 and is now the head of the institute’s cell biology division, “but set a shining example in inspiring young scientists to work in a truly collaborative spirit.”

細胞生物学の研究機関のトップから、照子先生(テリーという愛称で呼ばれていたそうです)と伴侶である公成先生は若い科学者たちに影響をあたえる「輝かしい例」として紹介されています。

照子先生おひとりの業績のみならず。

後進を照らし導くおふたりの歩み。

「truly collaborative spirit」。日本語で適切な訳が浮かびませんが、お二人の魂を込めた協働の仕事に対する最大の賛辞ではないでしょうか。

She and her husband together won numerous other professional awards.

こんなにも素晴らしい研究者、そしてご夫婦が日本にいました。

新聞を読むことで出会えました。

もっともっと、情報を読みながら広い世界をみていきたいとおもいます。

#COMEMO #NIKKEI

トリスと金麦と一人娘(2023 春から大学生になり、巣立ちます)をこよなく愛する48歳。ぜひどこかで一緒に飲みたいですね。