【エッセイ】余白
余白が大切だと言われて久しい。(たぶん)
誰がいつから言ってるのか知らないが、たくさんの人がそのように考えているらしい。
わかるような気もするが、わからない気もする。
このほど、余白について考えてみた。改めて考え込んだわけではなく、ふいに思いついた程度ではあるが。
余白があったらいいな、と思うこと。
時間、空間、頭の中、目に映るもの。
なるほど、なるほど。どこかで見聞きしたことのあるものばかりだが、どれもなんとなく納得のラインナップ。
それぞれが影響し合って、全体の余白ができていくのだろう。ニワトリとタマゴみたいなものだと思う。どこからでもいいから、手をつけなければはじまらない。
空白でなくて、余白なのだ。
ぽっかりと何もないのではなくて、入れようと思えば入れられるけど入れない、というのがミソなのだ。
理解しても実行できない。あるいは実行していても理解していない。
わからなくなりかけて、考え方を転じてみる。
待て待て、予定も収納も頭の中も、なにもかもがびっちびちに詰まっていては嫌じゃないか。誰かが言った。
それもそうだね、とほかの誰かが言った。(いやいや、ぎっしりと詰まっているほうが落ち着くよ、とほかの誰かが言ったのはまた別の話)
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