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30週目の健診。まだ逆子。

本日妊婦健診。
30週と4日目/妊娠8カ月目

2週間前(28週目)の健診時に「逆子」で、それから一日20分くらいの逆子体操と就寝時に左を下にして寝るよう言われました。

私の胎盤が右の背中部分に位置することと、胎児のポジションから、私の場合は「左下」で寝るように、とのこと。(※人によって違うので妊婦全員共通ではありません。主治医にご確認を。)

実はそれまで右下orあお向けで寝ていました。というのは、彼と二人で1つのベッドで寝ているのですが、妊娠前から私が左で彼側を向いて寝るのが恒例で、それをずっと変えなかったからという単純な理由。あと、この頃なぜか左下にして寝るとお腹がキリキリ痛むのであお向け寝が楽だったんですよね。

しかし前回の健診以降、左下で寝るように変えました!
しかし・・・

やんなかったんですよ。「さかご体操」
健診後の初日にやってみた1回のみでサボってました。
だって、「つまんない」んだもん。このまったく楽しくはない、いささかマヌケにすら私は感じてしまう奇妙なポーズで20分じーっとし続けるなんてさ・・・。せっかちな私には退屈極まりなく。

「まだこの時期は赤ちゃんくるくるよく動くって先生言ってたし、たまたまこの日だけひっくり返ってたんじゃね?もう戻ってるっしょ」

と安易に考え、正直たかをくくっていました。
なので今日は「もう頭下になってますねー」と言われる気マンマン(というか、忘れてた)で健診へ。

いつもと違う先生だったので一瞬「あら?ほかの先生になることもあるのか。今日は後期スクリーニングも同時に行うからいつもの先生がいいなぁ・・・」と思いながらも腹部エコーのために腹を出す。

開口一番、
先生「逆子、ですねー」
私 「あら、今日も逆子ですか。前回もそう言われて・・・
 30週で逆子だとよくないですか?」
先生「いえ、産むまでに戻ってくれてればいいです。けど、さかご体操を指導させて頂く事にはなりますね」
私 「前回教えてもらいました」
先生「あ、じゃあ引き続きやってください」

私(内心:1回しかやりませんでした・・・。今日からはちゃんとやります)

さかごになる原因は特に分からないそうです。
あと、今日色々他にも質問してみましたが、
「なんでそんなこと聞くの?」ばりに先生は質問ごとに苦笑いというか、なんかちょっと意外そうな怪訝そうな顔して。で、ほとんどの質問で
「それはわかりません」
と言われることが発生し、私にとっては、それらが医学的にわからないことが不思議だったので
「なぜわからないんですか?」
と聞くと、
「そこを調べた人がいないからです」
という。『妊娠出産は病気ではない』からかなぁ。まだまだ解明されていないことが多いんじゃなくて、解明しようと手を付けられていない部分が妊娠出産に関しては多いんだと思う。妊娠が進むにつれ、そう感じている今日この頃です。

私は整体師であったり、職人気質だったり、興味を持ったことに関してはオタク気味な人間なので、「なぜ」「なんでこうなるんだろう」が自分の関わる分野においては常です。なので、各その道のプロだったり、その道に長く関わっている立場の人ならば、それらの「なぜ」を知りたい、追及したいと思わないのかなぁ、とたまに感じます。

話が少し変わりますが、先日他の分野の健康療法の方にその療法について「なぜ」を聞いてみたら、「分からないけどコレはこういうものらしいので」という答えだったからびっくりした。私だったら「なぜ、この療法のこれについてはこういわれているんだろう・・・」を真っ先に感じる部分だったので、それを提供している側が疑問に思わずにやれていることが不思議でした。

それでいうと、私が手技のベースにおいている中医学、東洋医学は大半がその「なぜ」の塊で私こそ解明できていないことだらけなのですが(;・∀・)

なぜ、そのツボはそこにあるの
なぜ、経絡って路線があるの

目に見えないものなので中医学は理解するのも取り扱いも大変です。それに、ツボの位置なんて教科書・参考書どおりではないし。(大体の位置なだけであって、人によって微妙に違ったりする)
しかし中国最古の医学書と言われる「黄帝内経」は紀元前から存在し、ずっと語り継がれてきた医学。そこに数えきれないほどの人の症例によって整合性も培われてきた伝統療法は素晴らしいし、結果も出る。それに則れば上に書いた「なぜ」は語れる、解明できるけど、西洋医学に視点をおくと「根拠がない」と言われざるをえなかったり。

だけど、私は自分が感じた「なぜ」はひとつひとつ追及していきたいし、近所の誰かやその辺のメーカーが言ってるから、じゃなく、
私の根拠のおきどころは歴史ある伝統療法の書物だったり、科学や医学的論文やエビデンスなどから、と考えています。ひとつの流派や意見に傾倒しすぎることなく、バランスを取って理解を深めていきたいなぁと。

あ、話が逸れすぎましたが、妊娠出産に関してはまだまだなんだろうなと感じるのは、

・さかごの原因
・つわりの原因や治療法
・自然分娩こそが良しとされ、いまだに帝王切開や無痛分娩(硬膜外鎮痛)に関する理解や情報が推進されていない点

他にもいーーーーっぱいあるけど、まず、多くの女性が悩まされるこれらに対する原因の追究、解明、対応、が欠けていること。これ、私が思うに、出産するのが「男性」だったなら。とっくに解明、対策されていると思うんです。

女は子どもを産んで当たり前。
女は子どもを産むための存在。
苦しかろがそれが女の役目なんだから我慢して当たり前。

男社会、ずっと男尊女卑の社会だったから、女性が楽になるための部分に労力をかけられてこなかったんじゃないかと。女性も、長年の習慣で、どこかしら自分が妊娠出産で苦しむことに対して鈍感というか、「当たり前」と受け入れているんじゃないか、と。

男性社会で男性が出産する立場だったら、こんな辛い部分や不可思議な部分に対し、歴史上もっと早くから研究が進められ、とっとと合理的に対処できるようになっていると思います。

今まで妊娠出産に関して興味なかった私でさえ、このちょっとの妊娠期間中にありとあらゆる事に対して疑問を持ったし、今まで同じように思った人、医者に質問した人は多々いるでしょう。だけど、医学的には「わからない」まま。だから、世の中に妊娠出産に関するトンデモ情報、ウソや憶測、妊娠に関する様々なネタが飛び交ってしまうのは仕方ないことだと思う。

逆子や悪阻対策、西洋医学的に行えることがないので、それらについては何か対策を練るとしたら東洋医学を試すしかなくなる世の中。今日も「根拠があるかは分からないですが、さかご治療の鍼とかお灸とかやってるところもあるから行ってみれば?」と言われたので、「では、先生のオススメな鍼灸院はありますか?」と聞くと、「それはありません」とかさ。(立場上言えないだろうけど)

けど、
「私はさかごを治せる鍼灸師です!」
「うちの療法をやれば悪阻は治まります!」
と堂々と言っている人や治療院ががもしあったら、それはそれで西洋医学界は叩くでしょー。根拠がない!とかって。だったら、早く医学的に解明してくれよー。

まぁ、私も周りに「逆子治せます」と言っている治療家がいないわけではないですが、内心「ホンマか?」と思っていたりします(笑)
というのは、その場でエコーを見ながら鍼やお灸や施術を出来る治療院があるとは思えない(そう言っているなら、産婦人科に連れてって、エコーしながら施術されて、その場で胎児がひっくり返るか確認したいですねぇ)ので、35、6週くらいまでは赤ちゃんはまだ動くし、同時に逆子体操をしてみたり、寝方変えたり、食事を変えたりリラックス方法を工夫したり、などそのほか色々試したり併用するじゃないですか。逆子なことを本人が日々、意識もするので赤ちゃんに話かけたり。それらの総合で治っている可能性ってのは否めないですからその場で確認できる療法でない限り「それだけのおかげかどうか」の判断は難しいです。

免疫力を上げる、体のバランスを整える、中医学、東洋医学的にエネルギーの流れや血流を整える、などはとても良いと思いますけどね!母体のために。それらの関与で赤ちゃんの位置も整合性を取れるというのはあるかもしれません。

けど、東洋医学系の治療家で「数百人の逆子を治して統計を取った」と言っている場合、それって個人的に思うのが、

数百人のさかごの人がいて、自分的「これぞ逆子治療!」と考える施術方法がある。半分のAチームにそれを施し、残りの半分Bチームには施さない。AチームとBチームにどれだけの差が出るかを比べたなら、そのデータや統計に信ぴょう性はありますが、もし私だったら逆子とわかっていて、その治療家的「これぞ!」な手法があるところ、Bチームにはされたくないなぁ。。。

というわけで、おそらく西洋医学のように治験とかやらない世界だし、医学的エビデンスも出し辛いのが個人対応である東洋医学や手技療法の世界だと考えるわけであります。

難しいねぇ

さて、
私的さかご対策。今日から言われたとおりの「さかご体操」はやるとして、あと、個人的に思いつく方法で実験してみたいと思います。あ、私まだぜんっぜん今まだ「さかご」なこと、ネガティブにとらえてないのでご安心ください(^^)世の中って、「さかご」って響きだけで「傷ついている」と思う人が多いよね。そんな神経質に、はれものに触るような対応が悪化させるよむしろ。

さて2週間後が楽しみだ!

(今日の健診の報告をしようと思ったのに、感じた思いの羅列で長くなってしまいました!のでとりあえずこの記事はここで終わり。。)

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「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!