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3泊4日で断食してきた話

先日、伊豆まで出かけて、断食をしてきました。興味深い体験でした。結果もきっちり出ています!

※今回行ったお宿はこちら↓ 3泊4日の断食コースです。
http://www.y-sato.com/kougenkan/

■3泊4日の食事メニュー

飲み物は、準備してあるものが飲み放題ですが、ただし、固形物は3日目の朝まで出ません。
1日目 夜:具のないお味噌汁
2日目 朝:人参と生姜のスムージー
     夜:じゃがいものすりながし味噌スープ
3日目 朝:回復食(玄米粥と麩の味噌汁)
             夜:回復食(玄米粥と大根の味噌汁、豆腐)
4日目 朝:普通食(玄米ご飯、味噌汁、干物、その他)

飲み物:お茶(ハーブティ含む)、アルカリイオン水、生姜湯(黒糖入り。血糖値が下がりすぎたときのために)、梅酢水(塩分補給)

■体調の経過

1日目:
朝から水かお茶のみでくるようにとの指示。入所面談して断食生活スタート。昼過ぎから頭痛が始まる。岩盤浴などしてやりすごす。夜は何もすることないので10時ころには就寝。

2日目:
起床時はそれなりに元気。ひさしぶりに6時間、目覚めずに眠れた。宿周辺の散歩に出かける。頭痛は依然として消えない。 現地で仲良くなった人から少し遠出の散歩に行こうと誘われるが、だるさがあって自信がないので断念。
ヨガを少しやり、岩盤浴をしたらフラフラ。とても動ける気がしない。夕方までほとんど寝て過ごす。夕方にちょっと起き上がり、少しだけゆっくり宿の周りを散歩。

3日目:
起床時、自分の体の「空っぽ感」に危機を覚え、起き抜けにお茶を2杯一気に飲む。頭痛はキレイにとれていたが、四肢に震えあり(たぶん低血糖状態)、とりあえず生姜湯を飲む。散歩になどとても行ける状態ではない。動きたくないのでベッドにはりつき。でも不思議と、空っぽなのに、体の内側に「目覚めたがってるエネルギー」の存在も感じる。不思議な感覚。
10時ころ、朝食。実に60時間ぶりの固形食。ものすごく少量なのに、びっくりするぐらい元気に。3時間くらい宿や駅周辺を散歩しても平気。この後もはや食事は増える一方、勝ったようなものだ!と機嫌もうなぎ上りに上昇。
18時ころ、夕食。少し鰹節がのっているだけ(醤油なし)のお豆腐が、ものすごくおいしい。おなか一杯。幸せな気持ちで10時ころ就寝。

4日目:
5時ころ目覚め、5時半ころからウズウズしてヨガを始める(そして散歩の時間に間に合わなかった)
退所面談にて、もろもろ数値が改善していることを確認。自分の課題は、食事等は特に問題ないので、疲れが取れる睡眠をとるための「脳疲労の軽減」と、リンパの流れをスムーズにするための「ストレッチ」。いろいろアドバイスをもらう。   
10時ころ、最後の朝食。干物がでた。魚肉。肉ですってアナタ!幸せすぎてどうしよう。

■結果

体重:-2.3kg
体脂肪率:ー0.7%
内臓脂肪率:変わらず( 3 なので問題なし)
体年齢:ー1歳(実年齢より5歳若い!)

内臓機能も、あまり動いてなかったところが全体的に活性化(望ましい数値まであがってた)

顔色がよくなった、と周りの人たちみんなに言われ、帰ってきてからあった人たちにも、同じことを言われました。
翌日、友人たちと約束があって実感したことには、胃がものすごく小さくなってること、そしてお酒が全然いらない。。。

■体感、そのほか

3日目の朝の回復食で、こんなちょっとの量なのにこんなに元気になるんだ…と実感したとき、「どんなものを食べるか」と同じくらい、「どんな体で食べるか」も大事だと痛感しました。
いかに栄養価が高くて、おいしくて、体にいい食べ物でも、体の状態がガタガタではその恩恵をいただくことはできません。
食べ物の力を引き出せる体、とでもいうんでしょうか。味覚があるから味がわかる、とか、基礎的なことがわかっていないと応用的な話をされてもその良さがわからない、とか、そういうのと同じだなぁと思いました。

そして、たとえば私はあえて宿に行って食事を抜いたわけですが、この抜いた状態が通常である人たちが、世界中にたくさんいるんだよなぁ、と。その想像は、日本が恵まれている…ということと同時に、体にとってはどちらが幸せなんだろうか?と考えさせられることにも繋がりました。

こんな少しの食事でエネルギーが回復できる体でありながら、その力を全然活かせず、買い殺されているような毎日。きっと体は、面白くないんじゃないかな。もったいないな。なんておもったり。

力余ってるよ!もっとめいっぱい動きたい!て、実は思ってるのかもしれない。せっかく与えられた体なのだから、もっと「体に眠る力」を引き出して活かせるような暮らし方がしたいな。

それが、3泊4日を終えて、しみじみと感じたことでした。

というわけで、断食体験レポートでした。個人差があるとは思いますが、ご参考までに★

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