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薬嫌いによる、薬とのつき合い方一考

何にしても、薬というものが好きになれない。
体の自然な反応を麻痺させるような気がして
抵抗があります。

ところが今春、例年にもまして季節性アレルギー
つまり花粉症の症状がひどく出てしまい
まず目のかゆみが強烈で
「このままでは目の周りの皮膚が死ぬ」
と判断し、眼科で点眼薬を処方してもらいました。

これでしのげるかな、と思ったら、次は鼻づまり。
あまりにひどすぎて、もうほんとにしんどくて
周りからもえらく心配される有り様で
「なんもやる気せん」てぼやいておりました。

何回かぼやいた後でふと、これなんか変だな、と。

なんか、変なところがあるぞ、と立ち止まり
なにが?と考えてみたのです。

すると

「何にもやる気がしない
 という腐った気持ちで過ごし続ける…
 そんな時間の使い方を自分に強いてる
 この状況ってどうよ?」

「そんな、私の大事な時間を
 粗末にするような過ごし方したくない」

という本音が出てきました。

そうだ、私、安心して機嫌よく過ごしたいんだった。
薬を飲まないのだって、体の声をきけることで
自然体で機嫌よく過ごしたいからなんだった。

これじゃ、本末転倒だ。
そう思い直して、市販薬を使うことにしました。

助けてもらうのに
「悪者」扱いするわけにはいかないので
私の時間を楽しくするためのサポーター!救世主!
という、VIP待遇的な心持ちで体内にお迎えしましたよ
えぇえぇ。

おかげさまで最悪の過ごし方は免れました。
やりたいことにちゃんと気持ちを注ぐことができて
これはこれで、大事なことだなと再認識。

来年は、使わなくていいように
睡眠とか、内蔵を冷やさないとか、そういうことを
1年間できるだけ心がけてみようとおもいつつ
今年は、薬の力を借りることにします。

自分の大事な時間を楽しく過ごせるような工夫を
自分でちゃんとやらなくちゃ。
花粉のせいにしていつまでもぶーぶー言ってたって
なんにもならないですしね。


薬は使わない!
と凝り固まった自分を緩めるために
症状がひどく出てくれたのかもしれません。


ちなみに、ドラッグストアで選ぶときに
華々しく宣伝されてるやつじゃなくてなんとなく
「すみっこだけど、毎年必ず置かれてある」
みたいのにしたんですが、それを人に話したら
「麻子さんらしい」と微笑ましそうにしてました。笑


緩んでいきましょう、春ですから。ね。

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