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Rambling Noise Vol.105 「LOST CHILD その28」

「これじゃあまるで、映画『ギャラクシー・クエスト』の二番煎じだ」
というワケで、第二作目は着想早々にボツ。はい、ブッブー。

そういうワケで、アサノさんはも一度ゼロから構想を練るのであった。
しつっこく宇宙人ネタは外さずに。
はい、一旦口にしたことはやり切るタイプですから。

ま、概ねは、ほどほどには。

よっしゃ、張り切ってどーぞ!

そこからあれこれなんやかやと色々練って、どうにか出来上がったのが『SOMEDAY MY NEIGHBOR WILL COME』というお話。
このタイトル自体は、1937年のディズニーアニメ映画『白雪姫』 の挿入歌『Someday My Prince Will Come(いつか王子様が)』をモジったもので、同様に和訳すれば『いつか隣人が』ってなものか。
とはいっても、間違ってもアサノさんにディズニー映画の様な健全で正当なストーリーが書ける筈もないので、そこんトコ勘違いしない様に要注意なのね。

さて、2020年8月14日に第一稿、19日には第二稿を書き上げたところ、ま、これでいいんじゃないかと脱稿と相成ったとさ。
むふー。

しかーし、それらアサノさんの書いたシナリオ達の映像化には、ちょっと待てがかかりましてん。
それより先に、こっちをまず撮りますよ〜と、加藤智久さんが書いたシナリオがアサノさんの元にひょっこり寄越されてきた。
これを『ドラマチック×シネマチックスクール』の第一作目にするのだと言う。
そのタイトルは?

『MZOO』


ムズーと読む。どっかの、あの有名な、Web会議ツールの、パチモン、をネタにしたショートストーリーだ。

アサノさんにも配役があった。
その役名は?

『躑躅森』


つつじもりと読む。日本一画数の多い名字だそうだ。
ト書きには、長髪ひげ面と指定があった。
訊けば、なんだか原始人みたいで、長いこと森に住んでるみたいなきったねぇのが良いと言う。

だから買いましたよ、Amazonで。
「原始人のモジャモジャ、ぼさぼさ頭を忠実に再現。クオリティーの高い本格的なウィッグです」
ってヤツ。


ほぼ顔が判んないけどね、これー。
ほぼ誰が演っても変わんないと思うけどね、これー。

だが、意外なところが従順だったりするのがアサノさんのチャームポイントなのだ。

届いたぼさぼさをかぶりーの、モジャモジャーをお口周りに貼り付けーので、せっせせっせと役作りに励むのである。

ふっふっふ。お主もなかなかういヤツじゃのう。
善き哉、善き哉。

(続く)

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