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Rambling Noise Vol.103 「LOST CHILD その26」

さてと、アサノさんが、二作目の自主制作ビデオ映画の元ネタに選んだ映画『遊戯シリーズ』とは?

そう、アサノさんが中学生の際に大晦日の深夜のテレビで観て衝撃を受けた、正に松田優作ファンになるキッカケであった『最も危険な遊戯』(1978年)、それに続く『殺人遊戯』(1978年)、『処刑遊戯』(1979年)の怒涛の三部作である。


優作の役どころは、殺し屋さんの鳴海昌平。鍛え上げた肉体とバネをフル発揮するアウトロー。その疾駆する姿は美しい。威風堂々たるアクションスターの完成体だ。
約10年振りに続編を作ろうかという企画もあったらしいが、残念ながら実現には至っていない。当の松田優作が1989年11月6日に享年40歳でこの世を去ってしまったからだ。


というワケで、アサノさんも今回はスミス&ウェッソン M29 44マグナム 8インチバレルを振り回す。共演者のご学友の皆様をバンバン撃ち殺しまくるのであった。

これを脚本・監督・主演担当者による傲岸不遜、若しくは越権行為と他人は呼ぶ。


しかしまぁ、懲りない輩である。『探偵物語』モドキでの失敗をなんと思っているのかしら。ダイジョブか? しらんけど。
だが、捲土重来。同じ轍は踏まぬ。
内輪ネタがチラホラで、傍から見れば理解不能な点はあれど、手前味噌だが、いやそんなに悪くもないんじゃないかなぁ、というモンが出来上がった。前作に比べれば雲泥の差。

まぁ、『探偵物語』モドキが非道過ぎだったんだけどネ。


で、その映像のショットはこれ。

・・・と思ったら、数年振りにビデオデッキに電気を通してみたところ見事に故障。危うくテープ迄オジャンになりかけ、デッキを分解する羽目に落ちるといった事態を招いた為、こちらの画像はパスなのだ〜!

で、だ。


二十代後半の夜のお仕事の世界の住人だった頃に、幾つか冗談で創った映像モノは置いといて、この二作がアサノさんが制作を担った映像作品なのであった。
そんなんだから、久し振りどころか、三十何年か振りの映像モノの創作なんて、もー大変。まずは思考回路から変えていかねばならんくさ。
そりゃ意味もなく突然博多弁も飛び出す所以だ。

そして、リモドラ部 打ち上げ会の二次会のバーで思い付いた筈の「飛行機のショートドラマのネタ」は、翌朝起きた時にはどっかへ飛び立ってしまっていた。

飛行機ネタだけに。

ウマイネ、コリャドウモ。いやいや。

(続く)

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