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季節の事と手仕事と

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季節のものや、一年を通した手仕事や道具を愛でています。
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記事一覧

1日の終わりに。2024.3.24

1日の終わりに。2024.3.24

一年分、食ふ分ばかり
手前の味噌を仕込む

わらはの小さきほどは
わらはの手に混ぜさせ
敷き詰めし後
表面を触らせて
わらはの手のひらの菌をつけたりき

今には我がほかに触る人あらず

ただ、歳をとりしために
おばあの屯食のごとく
旨みがいだすべかるべくなれるやもと
おのれの手のひらに淡き頼み持ち
味噌を寝かす

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一年分、食べる分だけ
手前の味噌を仕込む

子供が

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ゆずぷーあるちゃの手仕事

ゆずぷーあるちゃの手仕事

柚子をくり抜いて
天日干しにし

プーアル茶を詰める
それをまた天日干しする

カラカラになるまで
何度も干して
何年も熟成させる

が、ちっとも待てないので
2ヶ月も経てば良いかと
カラカラに乾燥したので良しとする

ゆずプーアル茶を
淹れてみる

ティーポットがないので
計量カップで。
洗茶→一煎目→ニ煎目と楽しめる

柚子の香りは
ニ煎目が香り高く
三煎目はゆずの苦味も味わえる

淹れた後の

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1日の終わりに。2024.3.20

1日の終わりに。2024.3.20

柚子をくり抜きて
普洱茶を詰む
幾度も天日干しして
そろそろ良きやと
ゆず普洱茶を淹れる
洗茶、一煎目、二煎目と続く

年月は経たらずとも
柚子のにほひと共に
ふくよかなる味す

急須はあらねど
計量升にてもありぬべきやと思はば
目にも楽しむべし

この一息が一日の終はりにてありぬべかりき

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柚子をくり抜いて
プーアル茶を詰める
何度も天日干しをして
そろそろ良い

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立春に食べたい蒸篭ごはん

立春に食べたい蒸篭ごはん

楽々蒸篭
食材を並べて蒸すだけ
蒸し時間15分

ほんのり白木の香りが漂い
食材の美味しさが際立つ

蒸し卵はやんわり
鮮やかなビタミンカラー

ささみ塩麹はしっとりやさしく
旨みが詰まって納豆みそが効く

菜の花は味が増して
絶妙な甘味と苦味となる
出汁殻粉をかける

休日のお昼は春を感じながら、ゆっくり過ごす

立春に食べたいもの

立春に食べたいもの

立春大吉豆腐

白いまま塩で食べたり、白味噌と塩麹と酒粕のお汁と一緒に食べると縁起が良い。
だんだん苦味が欲しくなる春の食材には春菊を。
不恰好なひょうたん型の漬物は紅白になるように。

立春大吉豆腐は、やさしくて上品な味わい

立春大福

大きな福を呼ぶようにと「立春大福」として立春に食べると良いそう。

立春大福は、ほっと一息つくような美味

立春の門出を
母と、福々しく縁起物をいただく

凛と節分飾り

凛と節分飾り

準備したもの

立春大吉のお札は壇紙で

柊いわしはスーパーで買ったものに
柊を買い足して束に

1合升に精麻を巻いておく

0.5合升には豆を

黒土で作った素焼きの小皿には福豆を

福茶はぶどうの灰釉の湯呑みに
(梅干し・結び昆布・黒豆)

御膳台に壇紙を引いて
準備したものを飾る

完了したら、高いとこに飾ります。

台所にはミニ飾りを

立春大吉

立春大吉

立春大吉の文字は
左右対称
裏から見ても立春大吉と読める。
このことも、縁起が良いとされ
立春大吉のお札を貼る風習が生まれたそう。

明日の節分
明後日の立春に合わせて
立春大吉の文字を。

季節の行事の準備も
愉しく学ぶことが
また豊かな時間

シェーカーボックス

シェーカーボックス

私の裁縫箱はお気に入りのシェーカーボックス。オーパル型がツボ

日本の曲げわっぱのように全てが天然木で手作りで作られている。

19世紀にプロテスタントのシェーカー教徒たちが作っていた木製品のひとつ。

使い込むことで色や艶が深くなる経年変化は愛着が増してゆく。

そんな裁縫箱の中に
薄緑の七宝柄の和紙で作ってもらった小箱を忍ばせる。その小箱の中にはミシン針とボビンを。

蓋を開けた時の光景が私の

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