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【おもちの福祉講座7】相談支援事業所

はじめに

こんにちは。精神保健福祉士のおもちです。

今回は相談支援事業所について説明します。
今まで、相談支援事業所というワードを使っていたのに、なぜ説明していなかったのか??
すみません・・・順番を間違えていましたね。
それぞれ調べている人もいるかもしれませんが、こちらで説明しますね。

相談支援事業所

相談支援事業所とは?

障害福祉サービスを利用するには、必ず利用しなければいけない場所です。
(中には、相談支援事業所を通さないこともありますが、最近は滅多にありません。)

相談支援事業所は、障害児・者のさまざまな相談にのってくれます。

相談支援事業所の役割は主に3つ

相談支援事業所の仕事は大きく分けて3つあります。

①計画相談支援
これが、障害福祉サービスを利用するために必要となります。
障害福祉サービスを利用するためには、利用計画を作成しなければなりません。
本人の目標が何なのか、そのためにどの事業所をどのくらいの期間使うのか・・・など、計画を書面で作成して、役所に提出しなければなりません。
本人自身で作成しても良いのですが、相談支援事業所には「相談支援専門員」という相談のプロがいますので、プロに委ねてよいことかなと思います。

②地域移行支援
障害福祉サービスの中では、珍しいサービスです。
地域で生活を送るための生活の準備や練習をするサービスです。つまり、対象者は、入所者や入院中の人となります。ただ、条件があるので、担当のソーシャルワーカーさんに聞いてみてくださいね。

入院中、入所中から相談支援専門員が会いに来てくれます。
事業所の見学や体験を調整してくれたり、電車やバスの乗り方を実際に一緒に行って教えてくれたりします。地域で生活するために必要なことを1つずつ教えてくれます。

③地域定着支援
②を利用した人や、地域に移行した人が、何かあったときに相談できるサービスです。緊急の相談も受けています。
わからないことがあったとき、困ったときなどに担当の相談支援専門員さんに相談することができます。

他にも、基本的な何にもあてはまらないような相談も受け付けています。
つまり、障害児・者の最初の相談窓口になるということです。

どこにあるの?

相談支援事業所は、他の事業所と違い、看板がなかったり、事務所がどこなのかわからないことが多いです。
しかし、相談支援事業所は選ぶほど多いです。中には、1人の相談員さんしかいない事業所もあるので、相談件数が多いと断られることもあります。

どこにあるかは、役所の障害担当の窓口が一覧を持っているので、紹介してもらうと良いでしょう。
また、入院中の人であれば、病棟担当のソーシャルワーカーさんに聞いてみると良いかもしれません。

おわりに

本日は、相談支援事業所について説明しました。
相談支援事業所が、最初の相談先ということを理解していただけましたでしょうか・・・

これからも、相談支援事業所についてたくさん出てくると思います。
1つ1つのサービスを知って、「このサービス使ってみたい!」と思う記事があったら、それを持って相談支援事業所に相談しに行ってみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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