見出し画像

【本】運転者 柔らかい→痛み→硬い

今日も少し読めたので、アウトプット🗣
主人公が、ある男の人と出会った時に
話したエピソードが、分かりやすかった。


ある男の人は、ギターで生活してる
自称ミュージシャン。
路上ライブで生計を建ててる人。


この人に、保守的すぎる主人公は

「怖くないですか?」
「なんでそんなに強いんですか?」
「収入が安定していなくて大変ではないですか?」

と問います。


ある男の人は

「ギター弾いた事ありますか?」

と主人公に問い、弾いたことない主人公に
ギターを触らせる。
そしてある男の人は、自分の指も触らせる

「硬いでしょう?」

弦を押さえる指が痛くなりながら

「難しいですね」

と主人公。
するとある男の人は

「そうでしょう、はじめは指が柔らかいから
上手く音が出ない。痛みが生じて、何回も練習していると慣れてきて、、そうすると硬くなるんです」

「すごいだと思いませんか!
人間の身体ってそれ仕様になるんです
僕はギター仕様になったんです。
でも、それだけじゃなくて興味を持ったものを
継続していくとその部位が成長したり硬くなったりしていく、その間には『痛み』がある」


「僕は以前会社員でした。
会社員の時には、給料や安定を手放したくなくてギターで生計を建てることに憧れてはいたけど
なかなか踏み出せなかった、臆病者でした」

「路上に出ると、指が震えて、つっかかるし
家では上手くできていても、頭が真っ白になったりと、ダメダメなスタートでした。その時に気づきました、試練をと。そう思って路上で何回もライブを繰り返すことで、人前で歌えるようになりました、つっかかることもなくなりました、強くなれました。その頃には、会社を辞めていました。
この試練に痛みを感じなくなった時、強くなれたかも、自由を手に入れたとおもえたんです。
少なくとも、ああなったらどうしよう、とかそういうことはあまり考えなくなりました」

「さっきの質問、答えは『大変です』そして、このまま音楽活動を続けていくかは分かりません。この経験があって強くなったと思います、それは間違いないです。だからなんでも出来る気がするんです、音楽活動を続けてもいい、会社を作ってもいい、お店を開いてもいい、やっていけるとおもいます」



日々安定しない収入ではあるけど
全然不機嫌ではなく、むしろ上機嫌な男の人。
それと対照的な主人公。
この出会いで考え方が変わるんだろうな。
人との出会いって大切だな。
損得だけで動かない方がいいとも書いてたな。


長々と書いたけど、こんな感じ。
新しいことにチャレンジするには痛みを伴うのは
当然のことで、それを続けていくと
自分仕様になる、ものに出来る。
よく考えれば子供の頃からそうだったじゃないか。
とてもシンプルなことだ🐟

起業間近な👨🏻を持つ身として
当たり前の事ではあるけど、この考え方を念頭に置いておかないと。
最初から大成功するなんてないもんね。


ねる。


この記事が参加している募集

読書感想文

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?