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映画『怪物』がすごかった!!

みなさま、こんにちは!
岩手県在住のアラフォー主婦、あしあと☆パステルです。

観たかった映画『怪物』、観てきました~!
この映画はすごい...
いろいろすごい!
  とにかくすごい!!
構成がすごい!
役者がすごい!
訴えかけてくるメッセージ性がすごい!

ラストの「???」な違和感までもが
観てる人に考えさせるということだったんだろう。。

①構成のすごさ

第一章は、母親目線からの認知の世界。

うんうん。
母ならそうなるよね。。というリアリティ感がすごかった。
共感が得られない、もどかしさ。。
周りが全員、不気味に見えてきて、こわかった。

第二章は、保科先生からの認知の世界。

うんうん。
先生にだって恋人いるし、仕事(学校)が終わればデートもするよ。

新任教師ゆえにフレッシュで、理想に燃えていたんだな。。
でも、古参の先生方の穏便主義にまかれるしかなくて、、。
「そっかー。
 第一章での保科先生のヤバイ言動は、
そういう思いからの行動だったんだー!」 と、
先生への理解が深まること多数。

そして、第三章。子どもたちの認知の世界。

これまでとは、まったく別の話なのかと思うほど、
全てが違っていた。

起こっている事実は、人間の認知というフィルターを通すと、
こんなにも違うものになるのか・・・! 
 驚愕しました。 Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

②役者がすごい

安藤サクラさん、大好き!
万引き家族のときもそうでしたが、
あそこまで普通にいそうな今どきのお母さん演れるって、すごい!
 
永山瑛太さんもホントすごかった!
表情ひとつで、ヤバイ先生にもフレッシュでやる気にあふれてる先生にも見えて、、この人こそ怪物やんっっ!!

子役の2人も、演技とは思えない!

田中裕子さんの、不気味とも慈愛ともとれる表情も、
映画のミステリアスさを増していた。(なんて表情するんだー!)


③メッセージ性

そしてこの映画、訴えかけてくるものがすごかった。

久しぶりにエンドロールが終わるまで、席たてなかった。

浅はかな私は、考えた。
「結局、だれが悪者だったの?!
 やっぱ 中村獅童っ!??」

いやいやいや。
だれが悪者(怪物)か、
決めようとしてる私の考えこそが怪物なのです。

事実とは
全員が
自分の思う正義の言動をした結果が
起こっているにすぎない。

自分にとっての正義は
常に(つねに)
誰かにとっては怪物なのだ。
(常に!
  たまにとかじゃないよ!常にだよー!!)

これが、私がうけとったメッセージです。

こわーい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

だとしたら、
私たちにできることは、なんだろう??

常識や正義がちがう相手と対峙したときに、
見ている目線や世界が
ぜんぜん違うんだということを肝に銘じよう。

(やわらかく言えば、「相手の立場にたとう」かな)

性的マイノリティの部分は、
私って鈍感なんですね(;^_^A
映画みてて、まったく気づかなかった。
男の子同士の友情の話なんだとばっかり思ってた。💦


最後に。
私にとって救いだったのは、
校長先生が湊にトロンボーンを吹かせてあげてたシーン。

ウソをついている罪悪感や、
誰にも言えない秘密をもって苦しい気持ち。
そういうものを楽器の音色にのせてだす、
ということを教えてあげていた。

それって、いいな。
もしかして
音楽や芸術って
そのためにあるのかもしれない。

そう思えたシーンでした。

と、
私の感想はこんな感じでした。

ラスト「???」だったり、
他にも「あれってどういう意味??」というシーンがたくさんあり、

他の方の考察などを読んで
「あ!そういうことなの?!」と
思ってることも多いので、

近々もう一度観に行きたいと思います!!

まだ観てない方は、ぜひっっ!
私にとっては、今年ナンバーワンの映画でした。

長くなりましたが、
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
よかったら、みなさんの感想も聞かせてくださいね。

それでは、また。



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