見出し画像

シンガポールでSTAY@HOME 3月23日(火)通算351日目 フェーズ3の86日目

2020年の4月に開始されたロックダウンから、遂に最終段階であるフェーズ3に突入しました。家や街の中で感じたこと、その時のニュースに対する考えなどを書いていきます。短い文章ですが、引き続きお付き合いいただけますと幸いです。

―――――

3月23日(火)通算351日目 フェーズ3の86日目

 先日、久しぶりに和書の扱いがある書店に出かけた。日本で購入するより値段が高いし、ついつい積読にしてしまっている本もあるし、と言い聞かせてあまり足を運ばないようにしていたのだ。それでも、欲しい本が2冊出来てしまい久々に出かけることにした。いつの頃からか、文具売り場の面積が増えて、和書のスペースが縮小されているせいなのか、元々探しに行った本はどちらも見つからなかった。

 ここで手ぶらのまま帰るというオプションが生まれないのは、本が好きだからだろうか。何も買わずに家路につくことは、宝の山を目の前に素通りするのと同じ意味だと思っている。目当ての本がなかったとしても、気になる本は絶対あるはずだ。じっくりと本棚を見て、自分のセンサーに引っかかる書籍を探していく。しかし、しばらく本棚と睨めっこしているだけだった。以前なら、どれだけ小さな書店でも基本的に欲しい本を探すことは造作もなかった。どうも、しばらく書店にいかない間に勘が少し鈍ったらしい。

 幸い、普段以上に時間をかけて本棚を眺めたお陰で、結果的に5冊の本を見つけ出すことができた。本棚から引っ張り出す本が増えるのと比例するように、いるもの勘が戻ってきて良かったが、自分好みの本を探す力も、時にはメンテナンスが必要だと痛感した出来事だった。

―――――

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?