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「ウチ」と「ソト」(就活日本語ワンポイントレッスン)

こんにちは!

留学生の就職サポートをしております、ASIA Linkです。

弊社ブログの2016年8月10日の記事を転載してお届けします。

今回のテーマは、日本語の「ウチ」と「ソト」です。人間関係の捉え方は社会や文化にとって異なるため、頭の切替が必要になります。

ご一読ください。


留学生のみなさん、こんにちは!

ASIA Linkの小野(おの)です。

就活日本語ワンポイントレッスン。
今回のテーマは、「ウチ」と「ソト」

「授受表現」(あげる・もらう・くれる)は、「ウチ」と「ソト」の人間関係で変わってきます。

簡単に言うと、
「私と同じグループの人、つまり内側の人」=「ウチ」
「私と同じグループではない人、つまり外側の人」=「ソト」
となります。

ウチとソトの考え方は日本の独特の文化で、初めは慣れないかもしれませんが、ルールを覚えてしまえばそれほど難しくありません。

まずは、初級編です。

(正)友達が私にリンゴをくれた。 *友達=ソト 私=ウチ

(正)友達が私の弟にリンゴをくれた。 *友達=ソト 私の弟=ウチ

(誤)友達がとなりの席の学生にリンゴをくれた。 *友達=ソト となりの席の学生=ソト

(正)友達がとなりの席の学生にリンゴをあげた。

(正)農家の人が私たちのクラスの学生にリンゴをくれた。
*農家の人=ソト 私たちのクラスの学生=ウチ

わかりましたか?

「くれる」という動詞は、「ソト」から「ウチ」へ授受行為が起こったときに使います。

ソト→ソト、ウチ→ウチ、ウチ→ソトの場合は、「あげる」「さしあげる」になります。

これを完璧に使えると、「あ、この人日本語うまい!」と思われますよ。

次回は上級編です。


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