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いつだったか忘れたけどあれ楽しかったね

糸井重里さん主宰の『ほぼ日』(ほぼ日刊イトイ新聞)というサイトがあります。その運営をしている株式会社ほぼ日の人気商品ほぼ日手帳2019に、荒井良二さんのこんな詩が載っていました。

いつだったか忘れたけどあれ楽しかったね

この詩を見たとき、なにか自分にとって大切なことばである気がして、ノートに書き留めました。以来、ずっと頭の片隅にあります。今、このフレーズをふと思い出したので、この詩をテーマに文章を綴ってみたいと思います。

みなさんにとってのこれは何でしょうか?
わたしが、自分にとってのこれは何だろう?と問いかけたとき、出てくるのはやはり、『執筆』という答え。より具体的にいうと、
『勤務先画廊にて開催している展覧会案内状に載せる文章の執筆』ということになります。

今回、もうひとつ深く掘り下げて、『なぜ楽しかったのか?』『どんなところが好きだったのか』を書いてみたいのです。

『なぜ楽しかったのか?』それは、『生み出す歓びを味わえるから』ということになります。文章って、正解がひとつではないと思うんです。そんな表現の世界で、頭をかかえながら自分なりにベストを尽くす。もちろん、作家さんに取材をしたりもします。そして、納得のいくものが作れたときの喜びたるや、もう!苦しみと歓びは表裏一体。影があるからこそ光の美しさが分かる、とでもいうような。

では、『どんなところが好きだったのか』。これは、『残るというところ』です。文章って、書いたら形となって残ってくれます。その文章が、もしかしたら未来で悩んでいたり、苦しんでいたりする自分を助けてくれるかもしれない。あるいは、誰かが自分の書いたものを読んで、何かを感じてくれるかもしれない。よろこんでくれるかもしれない。そんな現象が起きたらしあわせだなぁと思います。

以前のnoteで、唐津の西岡氏の展覧会案内状文章を書いたことをまとめた記事があります。載せておきます。

これまでに10枚ほどは担当しました。また折に触れこのnoteにアップするのも良きですね。
書いたものが活字となり印刷され、たくさんの人に読んでもらえるというのは貴重な経験です。
また機会があれば書きたいなぁと思う今日でした。




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