Atsuhiko Inoue

University of Nebraska at Omaha🇺🇸卒業 Business…

Atsuhiko Inoue

University of Nebraska at Omaha🇺🇸卒業 Business Management と Sports Analysis 専攻

最近の記事

FC岐阜vs鹿児島ユナイテッドFC 試合前考察

はじめに 6月12日の第12節でFC岐阜はホーム岐阜メモリアルセンター長良川競技場で鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。岐阜はこれがホーム6試合目。ここまで3勝1分1敗とホームで勝ち点を積むことに成功している。ホームでは第6節の松本山雅FCで3失点を喫したが、それ以外の試合では無失点。横山体制になって以降は、リーグ戦4試合2勝2分。ホームでは3試合無失点を継続している。そんなホームで迎え撃つは、強力な攻撃力と守備力を兼ね備えた首位・鹿児島。強敵相手だが、八戸戦から中6日と全て

    • [FC岐阜 0-0 ヴァンラーレ八戸]の試合を終えて(データ分析編)

      データから試合を振り返る 上表は、この試合の主なスタッツを比較したもの。これを比べても、基本的にボールをコントロールしていたのは岐阜にもかかわらず、効果的なチャンスを作り出したのは、八戸だったと言える。 まず大きな差がついたのは、パス数。八戸の290本に対し、岐阜は倍近い581本を記録した。クロスの本数も岐阜18本に対し、八戸はわずか1本。スタイルの違いがあるとはいえ、大きく差がついた。さらにアタッキングサードと呼ばれる30mラインへの進入回数は八戸18回に対し、岐阜は

      • [FC岐阜 0-0 ヴァンラーレ八戸]の試合を終えて(戦術分析編)

        はじめに 岐阜県の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われたFC岐阜とヴァンラーレ八戸の一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。岐阜は今季ホームでは初のノーゴール、試合としても第3節のアスルクラロ沼津戦以来8試合ぶりのノーゴール。天皇杯のガンバ大阪戦120分を戦い敗れたことが影響したのか、肉体的疲労もあって、攻守ともにパッとしない出来に終わってしまった。この後上位陣との連戦が続くだけに、この一戦は是が非でも勝ち点3が欲しい試合だったが、痛すぎるドローとなった。特に後半

        • FC岐阜vsヴァンラーレ八戸 試合前考察

          はじめに 6月5日の第11節でFC岐阜はホーム岐阜メモリアルセンター長良川競技場でヴァンラーレ八戸と対戦する。岐阜は監督交代後3戦2勝1分と好調を維持。前節は難しいアウェイでのAC長野パルセイロ戦。前半に先制点を奪うものの、ビハインドに強い長野の勢いを止められず一時逆転を許した。しかし後半終盤の得点力がついてきた岐阜は後半アディショナルタイムに村田透馬のクロスを窪田稜が押し込み土壇場で同点に追いつき、勝ち点1を獲得した。その後、中2日で迎えた天皇杯2回戦J1のガンバ大阪との

        FC岐阜vs鹿児島ユナイテッドFC 試合前考察

          [FC岐阜 2-2 AC長野パルセイロ]の試合を終えて

          はじめに 長野県の長野Uスタジアムで行われたAC長野パルセイロとFC岐阜の一戦は、一時長野が逆転に成功するも、後半アディショナルタイムに岐阜が追いつき、2-2のドローに終わった。前半は長野がボールを支配することは多かったが、後ろ重心だったこともあり、長野の攻めがそこまで脅威に感じなかった中で前半36分に前線からのプレスでボールを奪うと、速攻から先制点を決めた。ゴールを決めた藤岡浩介はこれで公式戦5戦連発5戦7発と絶好調をキープしている。ところが後半は全く違う流れとなった。前

          [FC岐阜 2-2 AC長野パルセイロ]の試合を終えて

          FC岐阜 vs AC長野パルセイロ 試合前考察

          はじめに 5月29日の第10節でFC岐阜はアウェイ長野UスタジアムでAC長野パルセイロと対戦する。この両者の対戦は、2020年からカターレ富山も巻き込んで3クラブの決戦「プライドオブ北アルプス」となっている。つまり、絶対に負けられない戦いだ。岐阜は監督交代以降のリーグ戦2試合で2連勝、5得点0失点と苦しい3連敗から軌道修正に成功した。現在のチーム状態の良さも追い風に、公式戦5連勝を収め、さらに前進していきたいところだ。 一方の長野は、ここ2試合勝利がなく、また無得点に終

          FC岐阜 vs AC長野パルセイロ 試合前考察

          [FC岐阜 3-0 ガイナーレ鳥取]の試合を終えて

          1はじめに 岐阜県の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われたFC岐阜とガイナーレ鳥取の一戦は、岐阜が3-0で快勝を収め、待ちに待った今季初の連勝を飾ることができた。最後の連勝は、2021年6月6日の福島ユナイテッド(○2-0)、12日テゲバジャーロ宮崎(○3-1)だったため、およそ11ヶ月ぶりの連勝となった。三浦俊也前監督から横山雄次監督になり、プレスに行く守備とゾーンで守る守備陣形がしっかりオーガナイズされ、まだまだ発展途上ではあるが、相手に良い形でシュートを打たれな

          [FC岐阜 3-0 ガイナーレ鳥取]の試合を終えて

          [FC岐阜 2-0 SC相模原]の試合を終えて(戦術分析編)

          はじめに 岐阜県の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われたFC岐阜とSC相模原の一戦は、2-0で岐阜に軍配が上がった。ともにリーグ戦3連敗中、岐阜は三浦俊也前監督が退任、横山雄次ヘッドコーチが新監督に就任。一方の相模原はチーム内に新型コロナウイルスの陽性者が複数人確認され、チーム活動が一時停止。約1ヶ月ぶりのリーグ戦と、お互いにチーム状態は悪い中で、迎えた一戦だった。前半早い時間帯に、今季リーグ戦初出場の本田拓也のロングボールから抜け出した山内寛史が落とし、最後は石津大

          [FC岐阜 2-0 SC相模原]の試合を終えて(戦術分析編)

          [FC岐阜 3-4 藤枝MYFC]の試合を終えて(戦術分析編)

          はじめに 静岡県の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた藤枝MYFCとFC岐阜の一戦は、壮絶な打ち合いの末、4-3で藤枝に軍配が上がった。前半は両チームともにチャンスを生かせず0-0で折り返したが、後半開始早々に藤枝が2分で2ゴールを奪い、優位に立つ。5試合連続で追う形となった岐阜だが、73分に途中投入の藤岡浩介が移籍後初ゴールを奪うと、その直後の74分にまた藤岡がゴール。こちらも2分間で2ゴールを上げ、あっという間に同点に追いつく。80分に藤枝がリードするが、わずかその1分

          [FC岐阜 3-4 藤枝MYFC]の試合を終えて(戦術分析編)

          FC岐阜 vs 藤枝MYFC 試合前考察

          はじめに 5月4日の第8節でFC岐阜はアウェイ藤枝総合運動公園サッカー場で藤枝MYFCと対戦する。ゴールデンウィークということもあり、中3日での連戦となる。前節アウェイで讃岐に敗れ、「連敗」を喫してしまった岐阜。4試合連続で前半から岐阜がボールを保持しているにもかかわらず、先制点を許してしまい、自ら苦しい展開に持ち込んでしまった。3試合連続で同じように前半終了間際に追いつくことに成功しているが、次節の藤枝戦では、「先制点」にこだわってほしい。最近4試合で5得点8失点、2連敗

          FC岐阜 vs 藤枝MYFC 試合前考察

          [カマタマーレ讃岐 2−1 FC岐阜]の試合を終えて(戦術分析編)

          はじめに 香川県のPikaraスタジアムで行われたカマタマーレ讃岐とFC岐阜の一戦は、2-1で讃岐が競り勝ち、2020年10月以来となる連勝を飾った。岐阜は今季絶対避けなくてはならない「連敗」をここで喫してしまった。前節後半のような自分達がボールを保持できるが、中々シュートまで運べなかった展開から改善し、この試合は序盤から積極的にシュートを放つなど違いを見せたが、また相手にワンチャンスを決められて失点。4試合連続で先制点を許す形となったが、この試合も前半終了間際に石津大介の

          [カマタマーレ讃岐 2−1 FC岐阜]の試合を終えて(戦術分析編)

          FC岐阜 vs カマタマーレ讃岐 試合前考察

          はじめに 4月30日の第7節でFC岐阜はアウェイPikaraスタジアムでカマタマーレ讃岐と対戦する。前節松本山雅FCに敗れ、今季2敗目となった岐阜。またも昨年9月以来の「連勝」とはならず、1試合少ないとはいえ、順位も10位に落とした。終始試合をコントロールし、ボールを動かしながら松本ゴールに迫ったが、3試合連続で先制点を相手に許す苦しい展開に。前半終了間際に菊池大介が同点弾を決めたが、後半は思うような攻撃パターンは作ることができず、松本が得意とするセットプレーから2失点を喫

          FC岐阜 vs カマタマーレ讃岐 試合前考察

          [FC岐阜 1-3 松本山雅FC]の試合を終えて

          はじめに 岐阜県の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われたFC岐阜と松本山雅FCの一戦は、同点で迎えた後半に2ゴールを決めた松本が3-1で岐阜を下した。前半からボールを支配して上手く試合をいなしてきた岐阜だったが、ワンチャンスから先制点を奪われる。前半アディショナルタイムに同点に追いつき、カターレ富山戦とほぼ同じ流れで前半を折り返したが、後半は前半形となっていた右サイドからの攻撃を巧みに封じられ、松本の得意としているセットプレーから2失点を喫してしまった。これで岐阜は5

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          [FC岐阜 1-3 松本山雅FC]の試合を終えて

          FC岐阜 vs 松本山雅FC 試合前考察

          はじめに 4月17日の第6節でFC岐阜はホーム岐阜メモリアルセンター長良川競技場で松本山雅FCと対戦する。今季J2から降格組だが、今のところ降格4クラブで1番手強い相手と言える。岐阜は2週間ぶりのリーグ戦でカターレ富山とのライバル対決を迎えたが、後半逆転に成功し、3-1と勝利。アウェイでは昨年9月以来の勝利を収めた。新型コロナウイルスの影響はまだ残っている中での戦いだったが、これまで途中出場の多かったメンバーや出場機会に恵まれなかった選手がしっかり活躍し、チーム力向上もでき

          FC岐阜 vs 松本山雅FC 試合前考察

          [カターレ富山 1-3 FC岐阜]の試合を終えて(データ分析編)

          データから試合を振り返る 上表はこの試合の主なスタッツを比較したものだ。 まずはシュート数。岐阜の6本に対して、富山は倍の12本のシュートを放った。何度も岐阜ゴールに迫り、その度に桐畑の好セーブがあった。クロス数、ペナルティエリア進入回数もともに富山が岐阜を上回っていることから、富山の攻撃がサイドからも中央からも仕掛けていたことがわかる。ただ、下図を見ると、富山は12本のシュートのうち、PA内からのシュートは5本。つまり、PA内は岐阜も守備を固めていたことが窺える。岐阜のゴ

          [カターレ富山 1-3 FC岐阜]の試合を終えて(データ分析編)

          [カターレ富山 1-3 FC岐阜]の試合を終えて(戦術分析編)

          はじめに 富山県の富山県総合運動公園競技場で行われたFC岐阜とカターレ富山の一戦は、富山に先制を許したものの、その後3点を奪い、3-1で逆転勝利を収めた。新型コロナウイルス陽性者が複数名確認された影響で、前節延期となった岐阜は2週間ぶりのリーグ戦を見事な逆転勝利で飾った。アウェイでの白星は昨年9月4日のY.S.C.C.横浜戦(○3-0)以来試合数にすると、9試合ぶりとなった。アスルクラロ沼津戦から前線のメンバーを中心に変更を余儀なくされる苦しい状況だったが、見事「チーム力」

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