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漆の乾き方の作品

漆の乾き方の解説をしたのでその関連で2017年に制作した作品を紹介します。

京都新鋭選抜展で毎日新聞社賞をいただいた作品です。

これは漆の分子が綺麗に並んで固化する様子を表現した作品です。少し見えにくいですが、ウルシオールの分子構造の亀の甲の形を一つのピースで作ってあり、それを並べています。隙間が大きいところがあって、それが徐々に密着して一つの形になってる部分があると思います。

表面の仕上げも、下地漆、黒中、呂色と漆の仕上げる順番でグラデーションにしてあります。写真では見えにくい…。一時黒猫は写真写りが悪く、インスタ映えしないとか言われてましたが、やっぱり黒色は撮影難しいですね。(でも猫は黒でもなんでも好きです。うちには三毛の子がいます。)

少し右上の方が下地漆のみなので茶色く、左手前のほうは呂色仕上げなので黒く艶があり、亀の子がくっついています。

漆の固化の仕方が珍しいなと思い、それを表現したかったのですが、もう少し全体の形や色を考慮してまた同じコンセプトでパワーアップした作品を作ろうと思っています!

あと実は新鋭展に出したつながりで、アートラウンジという企業の方々にプレゼンさせてもらう機会が近々あるので、またそれが終わったらそれの報告もしようと思います♪

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