精神保健福祉センターについて

読んでくださりありがとうございます♪
今回は、他県で一人暮らししていた時にとてもお世話になった「精神保健福祉センター」について書きます。

"精神保健福祉センター(せいしんほけんふくしせんたー)とは、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第6条に定められた精神障害者の福祉の増進を図るために設置された機関。都道府県単位、または政令指定都市に設置されている。都道府県によっては精神医療センターと名前をつけているところもある。"
(全てWikipediaから引用)
私が当時住んでいたところが県庁所在地だったせいなのか、精神保健福祉センターがありました。
以下「センター」と表記します。

初めてセンターを利用したのは、短大を卒業してから入社した会社を退職した直後でした。
当時、精神的に不安定になって、その治療に専念するために退職しました。
治療するための病院を探さないといけなかったのですが、今まで精神科や心療内科に行ったことがなかったのでどういう基準で病院を探したらいいのかよく分からなかったのと、まだ引っ越してきたばかりでどこに何があるのか分からない状態でした。
そんな時に相談機関を検索したら、このセンターを知りました。
電話でも相談できたのですが、友達もいない、知り合いも元職場の人しかいない状態なのに、仕事をやめてしまい、人に会うことが一切なくなってしまった状態だったので、とりあえず誰かと会って話したいということで対面での相談の予約をしました。
相談の日程を決めて、相談したい内容を伝えて予約をして、2日後センターに行きました。
この日が私が引っ越しをするまで相談を担当してくださった方との最初の出会いでした。
担当してくださったのは、30代後半〜40代前半ぐらいの女性の方(心理判定員の方)でした。
相談室に通されて、相談スタートしました。
といっても、相談したい内容は予約の電話で伝えてあったので、なぜ通院を開始したいと思ったのか、どこに住んでるのか、車を持っているのか、どんな病院を希望しているのかを聞かれたので答えました。
住んでるところを伝えたうえで、車は持ってないことと、女性の医師がいる病院がいいと伝えたところ、3件条件にマッチする病院を教えてもらえました。
その病院リストを書いてもらったのを受け取って、その日は帰りました。

そこからは教えてもらった病院に通院していましたが、翌年の9月、精神的な状況の悪化に伴い、通院だけでは状態を維持するのが難しかったので(当時の主治医が週一でしか病院にいなかったのと、通院の回数を増やすと通院費がかかるため金銭的に難しい)、通院しているということは伝えたうえで、月一で相談に通っていました。(場合によっては通院している場合、通院先に相談するように言われてセンターに断られる場合もありますが、私は病院以外に相談できる場が欲しいと伝えて、相談に行くのをOKしてもらいました)
9月〜12月まで4回相談に行きましたが、毎回約1時間ぐらい相談に乗ってもらい、なんとか耐えてました。

特に、精神的に一番辛かった11月(自殺未遂する直前)は本当にセンターに助けられました。(結局その後自殺未遂しましたが💦)
この頃、本当に精神的にヤバくて、死のうと決めていた日の1週間前、バイトを1時間早退してセンターに相談に行きました。
本当は病院に行きたかったのですが、たまたまその週の主治医がいる日が祝日だったので、センターに行きました。
死ぬ前に最後に誰かに話を聞いて、対面で人と話したくてセンターに行きました。
センターでは来週死のうと思っていることは言いませんでしたが、幻聴が聞こえたりと日に日に精神的な状態が悪化していること、もう生きていたくないこと、自傷行為をしながら仕事に行くのもキツいし、そんなことしてまで生きてたくないことなどを伝えました。
そうしたら担当の相談員さんに「自殺企図もあるみたいだし、今の状態もかなり危ない状態だからとても心配しています。ここは相談機関だからできることは限られてしまうけど、本当にやばかったら通院先に夜間でも行くか、こないだ渡したカードにある精神救急の番号にかけるとかしてね。また、いつでも相談待ってます」と言われて帰りました。
こんなのを心配してくれて嬉しかった。ただそれだけでした。
この後結局辛くなって、予定どおり自殺未遂をしましたが、なんとか死なずに済んだのはセンターとこの担当の相談員さんのおかげもあると思っています。

12月に相談に行ったのが最後になりました。
その後は引っ越しの準備や仕事でバタバタしてて相談にも行けず、最後に挨拶もできぬまま、地元に戻りました。
当時は今幸せに生きてる未来なんて全く想像できなかったけど、なんとか死なないできたおかげで今幸せに生きることができてます。
死にたいと思っても一線を越えないで済んだのも、優しく話を聞いてくださったセンターの相談員さんのおかげだと思っています。
コロナ禍で県外出るのがなかなか難しいのと、地元からもかなり離れてるのでセンターに行けるかかなり微妙ですが、今度お会いする機会があれば一言お礼を伝えたいです。
「今とーっても幸せです。死にたいと思うこともなく、自傷行為することなく生きれてとっても幸せです。仕事も後輩に頼ってもらえる立場になり、プライベート面も充実していて本当に幸せです。本当に当時はありがとうございました。相談できる場所があったからこそあの時死なずに済みました。」と伝えたいです。

精神保健福祉センターは、県庁所在地や政令指定都市などある場所が限定されていますが、各市町村にある保健所でも相談できるみたいです。
また、センターにもよりますが、来所相談以外にも電話やメールでも相談やってるみたいなので、精神保健福祉センターまで遠すぎて行けない場合は電話やメール相談を利用するのもありだと思います。

人と話すことを通して、私も少しずつ色んなものを整理できました。
いきなり病院行くのはハードルが高い…と感じられた方、ぜひ一度“精神保健福祉センター”で調べてみてください。

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