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「夢中ポーカー」をやってみよう![Ver.2.0]~チーム&コミュニティビルディングに最適な新感覚交流カードゲーム公式ガイド〜

「夢中ポーカー」のバージョンアップをします

先日noteで発表した「夢中ポーカー」ですが、すでにたくさんの反響を頂き、さまざまな場所で実施いただいています。本当に嬉しい、ありがたい限りです。

そこで出てきたフィードバックを踏まえて、ルールを「Ver.2.0」に改訂いたしました。下記が2019年8月5日時点での最新公式ルールとなりますので、ご確認下さい!(なお当記事は、改訂部分以外は、Ver.1.0の発表記事と同内容になります。)

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僕らが夢中ポーカーをする理由

イベントやワークショップ、研修などに参加したときに、このような場面に出くわした経験はありませんか?

ファシリテーター「それではみなさん、隣の人と1分で自己紹介してください。よーい、スタート!」
参加者「え、あ、えーと…(隣の人と顔をちらちらあわせながら)あ、じゃあこの2人ですかね…あ、どちらからはじめますか…?あ、私から。はい…ところで何から話せばいいですかね…あ、わたくしこういうもので(名刺を差し出す)…」
ファシリテーター「はい!1分終了です!早いですねぇ1分!」

手探りな会話の応酬、むしろ1分を埋めるのも苦痛なグループの登場、会場の空気はあまり温まらず、無情にも響き渡る「はい終了」の声。

僕もその端くれとして、ファシリテーターの意図はとてもよくわかります。「自己紹介」をはさむことで、参加者同士がちゃんと顔見知りな状態で、つまり、お互いのバックグラウンドや参加目的が共有された状態で、場づくりをしたいのです。場づくりやチームビルディング、コミュニティビルディングにおいてそれが必要なのは事実。しかし、日本人のシャイさも手伝って、なかなか短い時間ではこの「お互いを知る作業」は、はかどらないのもまた事実なのです。敬愛している横石崇さんが「自己紹介2.0」で書かれているとおり、自己紹介の道は深く険しいのであります。

今回ご紹介するカードゲーム「夢中ポーカー」は、そんな「自己紹介」に関する悩みを解消するために誕生した、カードゲーム感覚で楽しみながら自己開示+他者理解ができる型、いわば「コミュニケーション構築の新しいプロセス」です。

経営者から子ども、はては外国人まで楽しめる超ユニバーサル仕様ながら、お互いのことをいつのまに理解しあえる型になっております。用途に応じてさまざま応用がきくのも特徴のひとつです。

準備してみよう

まずはカードの準備をします。ここで「このキットを購入してください」という感じだと商売としてはいいのですが、発明者にとっては残念ながら、どこでも安価に手に入るものでできちゃいます。これ。

この商品はあくまで例で、要するに「厚手な名刺印刷用カード」であればなんでもいいです。ポイントは「裏うつりしづらい厚さ」であることと、補充する際に、同じ色味のものを選ぶこと。自分が使うカードの型番は統一しておくと安全です。ちなみにやや大きめの家電量販店でも売ってるので、切らしてもすぐ補充可能です。

そして黒いサインペンを人数分。「細」(not 極細/あまりに細いと読みづらいため)であればなんでもいいですが、使う太さは参加者によるばらつきを防いで統一してもらいましょう。僕は、ワークショップの人がみんな大好きなプロッキーを使ってます。

そして「3人以上の参加者」が必要です。ただ、ババヌキと一緒で3人だとゲームとしてはじゃっかん味気ないかも。そう、ババヌキが楽しめる人数が目安だと思ってください。1グループ最大7人くらいまでが楽しめます。 

これで準備万端です。それでは次に書くルールに従って「夢中ポーカー」やってみましょう。

夢中ポーカーの進め方(ルール説明①まずは下準備)

「夢中ポーカー」は、参加者みんなの「5+1=6つの夢中」を、みんなで分かち合うカードゲームです。もうちょっと言うと「他の人の夢中を手元にコレクションしていくカードゲーム」になります。他の人のカードを手元に5枚集めると勝利です。その前提はまずおさえておきましょう。

それでは、まずは、白紙の名刺カードを6枚受け取ってください。

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その次に細い黒のサインペンで「あなたが今、夢中なこと」を1つのカードに1つずつ、計6個書き込みます。必ず6個です。参加者の使うペンの太さは統一し、横書きで書くようにしてください。他の人とあまりかぶりそうにない項目をできる限り記すのがおすすめです。

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書いてと促すとみなさん、最初は「え!6つも出てこない!どうしよう!」ってなるのですが、10回近く開催してみた結果、6つ埋まらない人は1人もいませんでした。傾向をみると、たいてい、最初の3~4個はスムーズにいきます。そのあとの2~3個は、ちょっと考えてひねりだす必要がでてきます。

「最近気になったこと/マイブーム/行った場所/仕事の出来事/テレビでみて面白いと思ったこと」など、直近の出来事を思い浮かべながら書くと、案外埋まるので、ファシリテーターの方はそのように促すといいでしょう。だいたい5分から10分くらい時間とると、参加者全員書き終わります。みんなのペースを見ながら進めてください。

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書けたら次のプロセスです。自分のカードをうらっかえしにして、他の参加者に見えないようにしながら、参加者は、6枚のうち無作為の2枚をうらっかえしのまま「ゲームマスター」に差し出します。手元には4枚残ります。ゲームマスターは、もらったカードをよく混ぜたりきったりしてください。

「ゲームマスター」は誰でもかまいません。難しいことはなくて、要するに「カードを混ぜて配る人」あと「グループの進行がやや混乱したときにルールにてらして交通整理する人」のことです。参加者のうち、誰がこのプロセスの仕切りをやるかをなんとなく決めてください。たいてい、機転のきく「いい人」が立候補しますよねこういうのって。

大人数のワークショップなどで、複数グループ同時進行であれば、グループから1人ゲームマスターに立候補してもらい、少人数グループであれば、ファシリテーターが兼務するといいでしょう。経験者がグループに1人はいて、仕切ってくれるのが理想ですね。

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よくカードが混ざったら、ゲームマスターは、ランダムに2枚ずつ、参加者にカードを配ります。手元のカードを確認しましょう。手元にあった4枚にくわえ、配られた2枚で、計6枚になりました。

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そうすると、手元のカードに、最大2枚「他の人の夢中」が混ざります。1枚自分のものが帰ってきたり、運が悪いと2枚とも自分の夢中が帰ってくるかも。いずれにせよ、ここで手元にきた6枚が、あなたの手札となります。

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まだ準備は終わりません。その次に、各プレイヤーは、任意の1枚のカードをうらっ返しにして、テーブルの中央に出します。ゲームマスターはプレイヤーが1枚ずつだしたカードをうらっ返しのまま束にして、テーブルの真ん中においてください。この段階で参加者の手元のカードは5枚となります。

ここで下準備完了、いよいよゲームがスタートします。ああ長かった。

夢中ポーカーの進め方(ルール説明②ゲームを進行しよう)

さてここで進行ルールの説明です。画像1枚でどんと出します。一気に文字だらけになるので、しっかり確認ください。そして、全部1枚にまとまっているので、進行に迷ったら、この画像に立ち戻ってください。プロジェクターなどでこのルールを投影しておいたり、印刷してテーブルにおいておくといいかもしれません。

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・5枚の他の人がつくった夢中カードを揃えた人が優勝。そろったら「そろった!」とコールする。時間内にそろわなかった場合、その時点でより多くの他人のカードを持っている人が勝者。

・スタートする人(親)が左どなりの人(子)のカードを1枚引いて見えるように置く・親は「なぜ○○に夢中なのですか?」と聴く。子は質問に「さも自分が夢中であるかのように」答える。

・答えを聞いたら親はいずれかのアンサーを予想してコールする「これはあなたの夢中です」「これはあなたの夢中ではありません」

・親が正解したら、置いてある子のカードと、親の手持ちのうち親が好きな任意のカード1枚を交換する。

・親が不正解なら、子は置いてあるカードを捨てて真ん中のカードの山に混ぜ、真ん中に盛られたカードの山からカードを1枚引く。

ゴールは「5枚、他の人がつくった夢中カードを手元にそろえる」こと。いちばん最初にそろった人が勝者となります。

このルールにおいて、参加者全員の手元のカードは「いつも5枚」です。これ注意してください。油断すると、カードの枚数が4枚に減ってる人が時々出てきます。あと、時計回りでまわすのに、突然、いつのまに逆回転しだしてるグループが必ずといっていいほど出ます(笑)。ゲームマスターの人、そうならないように、ゆっくりあせらず進行してくださいね。ちょっとだけ複雑ですが、ひとつひとつやることはシンプルですので。

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(撮影:むねさだよしろう/表紙画像の撮影も同)

そしてスタートする人を決めます。ババヌキと同じく、じゃんけんで決めてもいいし、髪のいちばん長い人からはじめてもいいし、最年少の人からはじめてもいい。つまり誰スタートでも大丈夫です。

スタートする人=カードを引く人を便宜上「親」と呼びます。そして、親の左どなりの人を便宜上「子」と呼びます。子=カードを引かれる人です。

ババヌキの要領で、うらっかえしになってる子のカードから1枚、親はカードをひいてください。そして、ここはババヌキと違うのですが、引いたカーを表にして、全員に見えるようにテーブルの上に置きます。

カードを引いた「親」は、カードを引かれた「子」にこうたずねてください。

親「あなたはなぜ、○○(カードにかかれた「夢中」)に夢中なのですか?」

そして子は、それが自分の書いた夢中だろうが、シャッフルの過程でやってきた他人の書いた夢中だろうが「さもそれが自分の夢中であるかのように」答えてください。目安はだいたい1分から2分です。

親は子に質問をかぶせることもできますし、他の参加者からつっこみや質問をしていただいてもかまいません。判断材料が増えるように会話をふくらまして、子から言葉を引き出してください。

さて、子から一通り答えを聞いたら、親は、その夢中が、本当の「子」の夢中かどうかを予想して、次のいずれかのコールをします。

「これはあなたの夢中です」or「これはあなたの夢中ではありません」

子は、そのコールが正解なら「正解です」不正解なら「違います」と答えましょう。

親が正解した場合、その表に出していたカードは、親の手持ちのカードになります。そして、親は、自分の手元のカードのうち好きなものを、子に1枚渡します。

そして親が不正解な場合は、子は置いてあるカードを捨てて、冒頭にテーブルの真ん中につくったカードの山に混ぜ、盛られたカードの山からカードを1枚引きます。このとき運がいいと、他人のカードが自分の手元に1枚やってくるわけです。

テキストが伸びてきたので、ルールのおさらいを以下にはりつけます。

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賢明なみなさまならお分かりいただけると思いますが、ルール上、「自分が書いた夢中」を相手に渡すのが有利です。(そしてもうちょっと言うと、明らかに「子」が書いたと思わしきカードを送るのがもっと有利ということになります。)

このサイクルを、誰かが「他の人の夢中カードを6枚そろえる」まで延々繰り返します。すごくシンプルでしょう?

ちなみに進めていくうちに「すでに答えがわかっているカード」が何度も出てくることがありますが、必ず毎回、なぜ夢中かの理由を照れずに答えて下さい。この場面、けっこう乗り切り方に個性が出て面白いです。

さらに言うと、動きに悩むシチュエーションとして「親が子から引いたカードが自分の書いたカード」という場面も出てきます。このときは、どう振舞うのが有利なのかは、おのおの考えて判断下さい(笑)。

夢中ポーカーの進め方(ルール説明③ゲームが終わったら)

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というわけで後は、時計まわりに次の親がカードを引き、夢中について子が説明し、親が真偽を予想し、正解すればカードが交換されるというプロセスが続きます。順調にいけば、他の人が書いた「夢中」が手元にたまっていくはず。6枚誰かの手元にそろえばゲームは終了です。だいたい20~30分くらいが1ゲームの目安になります。

ただし、大勢のワークショップなどで複数グループでやる場合、グループによってあがりのタイミングにばらつきがでます。そんなとき、他のグループが終わるまでのタイミングでお勧めなのが「夢中衰弱」です。

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要するに、みんなの書いた夢中カードを使って行う「神経衰弱」です。同じ人が書いた夢中をめくれればそのカードをゲットできて、次の2枚をめくることができます。外れたら次のひとが2枚めくります。いちばん多くカードを集めた人が勝ち。シンプルですが、とても盛り上がります。夢中ポーカーをやっていく中で、出てこなかった夢中もたくさんあるので、これを実施する際は、新しいキーワードについては、適宜書いた人に解説を入れてもらうのがポイントです。

あと、実際やってもらった際、6枚そろってあがりが出たのに、延々夢中ポーカーを続けているグループもありました。これはこれでとても楽しめますので、会話が盛り上がってきたグループはトライしてみるといいでしょう。

夢中ポーカーはコミュニティ形成に必要な「心理的安全性」を短時間で醸成できます

夢中ポーカーは、コミュニティ形成やチームビルディングの初期段階においてとても有効に働きます。なぜか?キーワードは「心理的安全性」です。

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心理的安全性とは、自分の言動が他者に与える影響を強く意識することなく感じたままの想いを素直に伝えることのできる環境や雰囲気のことです。組織やチームの生産性の向上に大きく寄与するとされていて、たとえばGoogleもとても重視しています。この辺の記事をご参考ください。

心理的安全性はチームや組織に「成功の循環」をもたらすキーファクターになります。思考、行動の質の向上が、結果の質の向上につながるのですが、その源は「関係の質の向上」です。つまり、チームや組織に参加しているメンバー同士の相互理解と、精度高いコミュニケーションが、チームや組織の成功の鍵となるのです。そのコミュニケーションを担保するのが「真理的安全性」です。詳しくはこちら。

しかし、こと建前と名刺が飛び交い、もともとの国民性がシャイな日本型組織において、「オープンに自分を語れる空気」をつくり、精度高くコミュニケーションをとっていくのはとても難しいというのが、さまざまなワークショップをやってきた僕の実感でした。この問題を解消するために発明されたのが「夢中ポーカー」です。

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夢中ポーカーは、実は、カードゲームの体をした、心理的安全性が担保された「自己紹介タイム」なのです。

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こちらが日本式自己紹介の特徴です。心あたりあるでしょう?しかしこれ、多くの人にとって心理的不安を生み出しやすいものになってしまっています。コミュニケーションとしての精度が低いといわざるをえないですし、失敗を恥ずかしいと思う日本人にとって、とてもハードル高い行為になっているのが現実なのです。

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しかし「夢中ポーカー」は違います。「ゲーム」のフォーマットをとることで、誰でも楽しく参加できます。順番にまわるから誰かひとりがその場を占有することもありません。

そして個人的に肝だと思っているのが「相手の夢中への興味が憑依する」という特徴です。たとえばある回では「紙」というキーワードがひかれたとき、自分が携わってきたコピー機事業について熱く語った方がいました。しかし、そのキーワードは、実は、和紙のコレクションに興味のある他の方が書いたものだったのです。

「紙」というキーワードがトリガーになって、それぞれのバックグラウンドや、対象への想いがつながったのです。この瞬間、この「紙」というキーワードを書いた人と、それについてしゃべっている人の間に、ある種の共犯関係が生まれ、それが共感につながっていくのです。これは、ただの自己紹介では生まれ得ないプロセスです。

「飽きない」のも大きな特徴です。勝敗は決したのに、延々つづけるグループもとても多いのですが、それは「もっと自分について語りたい」「もっと他の人のことを聞きたい」という動機が、自然と醸成されるためです。人見知りな人も、よくしゃべるひとも平等に取り扱えますし、自然と相互理解の面白みが伝わるのが、夢中ポーカーの大きな長所のひとつです。

この「自然で楽しい相互理解」のプロセスが運んでくるのが「心理的安全性」です。このグループの人たちにはどんどん自分を開示したい(なぜならみんなも開示してくれるし、自分の開示を受け入れてくれるから)というマインドが生まれます。

チームビルディングに活用できるさまざまな応用例

夢中ポーカーは、白紙からはじめるため、テーマを変えることでさまざまな応用がきくのも特徴です。以下は実際テーマを変えてやってみた例です。

夢中ポーカー(自分のモチベーションリソースを共有)
夢ポーカー(自分の将来の目標=パーソナルビジョンを共有) 
悩みポーカー(自分の悩みを共有)
Dis is ポーカー(ある対象へのdis=不満を共有)
今年の目標ポーカー(今年の目標=ネクストステップを共有)
○○の夢中ポーカー(○○に地名や会社名などを入れる。地域活性や社内活性のワークショップに)

たとえば「夢中ポーカー」→「夢ポーカー」→「悩みポーカー」→「今年の目標ポーカー」の順番でやると、相互コーチングのプロセスとして応用ききますし、「長崎の夢中ポーカー」→「Dis is ポーカー」→「不満を個性ととらえるワークショップ」というプロセスをとると、対象地域のコアバリュー発掘のワークプロセスとして完成します。 

他にもさまざまな応用ポーカーがつくれると思います。つくってみたら、ぜひ共有いただけると嬉しいです。

「夢中ポーカー」はオープンソースです。ただし最低限のルールは守って下さい。

この夢中ポーカー、やり方はこちらに書いたとおり全面開示します。どんどんさまざまな場所で、さまざまな方に実践いただきたいです。すでにたくさんの方にやっていただいていますし、コミュニティで育てていきたいです。ただし、以下の最低限のルールだけ守っていただければと思います。

【「夢中ポーカー」を実施するうえでのお願い事項】

①「夢中ポーカー」の名を冠して営利行為はしないでください。
ただしワークショップなどの1フローに導入するのは自由にやってください。その際は、会場にて、参照元として、このnote記事の案内をいただけると嬉しいです。

②使う際は、事前に「使うよ!」と、河原あずまで一報いただけると嬉しいです。
Facebookなどで見つけていただいて個別メッセージでもいいですし、ツイッターのリプライでもいいですし、メールでも大丈夫です。メールアドレスはasusync1230のGmailになっています。Facebookアカウントとツイッターアカウントは以下にリンクしておきます。

③実施したら「#夢中ポーカー」でソーシャルに模様を投稿いただけると嬉しいです。
「盛り上がりました!」みたいな写真つき投稿でも大丈夫ですし、改善ポイント、気づいたこと、反省点、ご意見ご要望などなんでも大丈夫です。ツイッター、facebook、Instagram、ブログ、noteなどなど、媒体は問わず嬉しいです。

また、ルールを教えにきてほしいというファシリテーター、チームリーダー、研修講師の方や、これを使った人材開発やチームビルディングワークショップを設計・開催してほしいという方、勉強会したい!という方も、もしいらっしゃれば、いつでもご連絡下さい!もともとの本職のひとつですし、なんでもお手伝いできます。

「夢中ポーカー」が生まれたきっかけ

最後にちょっとだけ、夢中ポーカーが生まれたきっかけのお話をさせてください。

僕は、企業向けの自己認識強化+自己開示のワークショップをやっています。たとえば「名刺交換禁止のメイシ交換会」というフォーマットはそのうちの代表例で、その場でビジネスパーソンの方に、自己紹介ができる「メイシ=名志」を書いてもらい、それを共有しあうものです。トヨタ自動車さん、日立製作所さん、NTTグループ、078Kobe、富士通総研をはじめ、さまざまな企業などとのコラボで実施しました。こちらがワークショップで参加者が作成するメイシ(名志)の例。

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そんな自分に、ひとつの相談が舞い込んできました。

「施設で暮らしている子供たちにプログラミングを教える教室を手伝っているが、新学期にあたり、その参加する子供たちが仲良くなるようないい感じのワークをやってくれないか」

さまざまな企業さんからのオーダーに答えるのは比較的得意なのですが、このオーダーはすごく悩みました。メイシ交換のプロセスを使えばそれはできるのですが、この子供たちはとても敏感な側面があり、子供だけあって長時間じっとプロセスを続けるのが苦手な子も多いです。そして何より、コミュニケーションに対して苦手意識を感じていて、とてもシャイな子供が多いのです。

このような子供たちでも楽しめる、相互理解のフォーマットがつくれないか。いろいろ考えているうちに「カードゲームにしたら自然とできるのでは?」と思いつきました。高橋晋平さんというカードゲームクリエイターの友人が身近にいたり、オトグラフィというファシリテーションカードをつくったタムラカイという友人がいたのも着想のヒントにつながったかもしれません。さっとノートの片隅に基礎ルールのメモ(下の写真)をして、ルールを組み立てていきました。

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不安でいっぱいでしたが、結果は大盛り上がりでした。初対面が多く静かだった新学期の教室は、夢中ポーカーではおおにぎわいになりました。何よりも、子供たちも大人も一緒に楽しめているのが発見でした。子供たちで楽しめるのであれば、大人たちでも絶対に楽しめるはず。夢中ポーカーの秘めた可能性に気づいたのはそのときです。どんなシャイな子供も大人も、心の底では、自分のことをわかってもらいたいし、他の人のことをわかりたいのです。それを実感し、引き出せた瞬間でした。

以降、大人向けに少しアレンジしてさまざまな場所で夢中ポーカーを展開しています。一緒に盛り上げたい仲間も大募集です。みなさんも、夢中ポーカーたくさん楽しんで、チームやコミュニティづくりにお役立て下さい!



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