Pasta a la "NORMA" ~ スパゲッティ・ノルマ風 ~
イタリア料理の中でも結構メジャーな一皿なので、ご存じの方も多いのではないのでしょうか?簡単に言えば「ナスのトマトソース」です。
どうして「ノルマ風」なのか?に関してはネットにもたくさん載っているほど有名ですが、一応説明しておきます。
「ノルマ」というのはシチリア・カターニア出身の作曲家ベッリーニの代表作であるオペラの名前です。
↓ こういう曲です。全編2時間42分聴き終えた方は必ずこの記事に戻ってきてください。
いかがだったでしょうか?
素晴らしく完璧な作品だということがわかると思います。
同郷の大作曲家が誇らしくて仕方のないカターニア人は素晴らしくて完璧なことを評して「これはノルマだ!」という習慣ができました。
「イチローって人としてノルマだよね。」とか、
「あいつの計画、ほんとノルマだよ。」みたいな感じに使うのでしょうか?
今でいうと
マジ神
みたいな感じでしょうか?
そしてある時、有名な映画監督ニーノ・マルトーリオがカターニア名物の「ナスのトマトソース」を食べた時に、
「このパスタはノルマだ!」
と言ったのが、名前の由来とされています。
「イチロー」とか「神」とか余計な情報が入ってきたので、逐一分かりずらい説明だったろうと思います。
☆彡
ではさっそく作っていきましょう!
※分かりやすいように、素材ごとに料理工程写真を並べますが、実際はナスのあく抜き中にソースを煮込んだり、パスタを茹でながらナスを揚げたりしています。
揚げナス
ナスを棒状に切り、塩を振って10分程放置し、アクを浮かせます。
ナスはカラッと揚げたいので、油ベトベトのペーパーは直ぐに取り換えてください。塩を振ってナスにしっかり下味をつけてください。
基本のトマトソース、もしくはニンニクのトマトソースを作ってください。
ニンニクのトマトソース
気泡のまわりに粘りがでるまで軽く煮込んでください。
バジルを加えて、パスタを合えます。この時点で軽く塩をして味を決めておいてください。
仕上げにチーズと胡椒。
本来はリコッタ・サラータというサッパリとして少し酸味のあるシチリアのチーズを使いますが、なければ何でも良いです。
よく混ぜて召し上がれ(^^♪
◎ 何気におすすめポイント
実際ナスの切り方などは自由で、ソースと混ぜてしまうレシピが多く見受けられますが、上に乗せたのは見た目をよくするための工夫です。
また、ロングパスタに素材を合わせる時は、野菜等を棒状や細長く切ることによって麺と絡みやすくなります。
ごろごろした野菜でも存在感はありますが、どうしても麺と一緒に食べにくく、僕は自然に麺と素材が一体になって口の中に入ってきた方が好きです。
アスパラ、ニンジン、ズッキーニ。
ピーマン、オクラ、サヤインゲン。
これから夏野菜もどんどん出てきますので試してみてください。
おおきに(*'▽')/~~~
メニュー開発中 #10
頂いたサポートは、将来のお店の開業のための自己資金に充てたいと考えております。