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ピエモンテの旅② ブラ

ピンクとブルーが層になったような不思議な夕焼けに染まるトリノを後にし、電車でスローフードの町、ブラに向かいます。

駅に着いたころにはもう辺りは真っ暗。

予約していたレストランで夕食。

Ristorante Battaglino dal 1919
いつもアラカルトで食べたいものが4つ以上あるときは、
量をけっこう調節してもらってます。
Carne Cruda e Salsiccia di Bra

とりあえずブラソーセージとカルネクルーダ。
ソースはマスタードをベースに味変させたもの。
普通に美味しい。日本で牛・豚の生肉食べられないもんなぁ。

Toumin dal Mel con Cima di Rapa e Salsiccia di Bra

次はブラソーセージをToumin dal Melという珍しい地元のチーズと菜の花と一緒に紙で包んで加熱したもの。
新鮮なミルクの香りの中にほんのりと白カビの熟成香が相まってかなり美味しい!
Salsicciaと苦い野菜というイタリアでは鉄板の組み合わせに、こんな美味しいチーズ合わせたらほんと最強だわ。

Chiocciole di Cherasco in Guazzetto

これはカタツムリのトマト煮込み。
初めて缶詰じゃないカタツムリ食べた。
すごく柔らかくて滑らかな食感。一粒の中にも複雑味があって旨い。
じっくり煮込んで凝縮させたトマトソースとも合う。

Finanziera

食べてみたかったフィナンツィエーラ。
ちゃんと鶏のトサカも入っている。
自分が思っていた味と違った。
意外と酸味があって料理中盤でも食べられる。

Tajarin al ragu di Salsiccia di Bra

締めのパスタ。
どんだけ食べるんだブラソーセージ(笑)
タヤリンは意外と普通だった。
ブラの有名なお店Boccondivinoはタヤリンに卵黄30個使うって言ってたから触感がもっとしっかりしてるのかも。

イタリアの飲食店はお昼は13時、夜は20時ぐらいからお客さんがどんどん増えてくる。

食べ過ぎた。
そういう時はデザート無しでコーヒーだけ。
全体的にとても満足できました。
星付きレストランのような技術や驚きのある組み合わせではないものの、地元の本当に美味しい食材と食材を簡単な調理法で合わせただけ。
それでも多くの発見をさせてくれたこのお店とブラの生産者さんに拍手👏

いつかスローフードに関してもちゃんと調べて記事を書いてみたいな。
日本ではアリス・ウォーターさんの本も出版されて盛り上がってるみたいだし。
記事のタイトルは「スローフード運動の現在地」がいいかな。

次の日、ブラの朝市をそれこそ朝ブラしようと思ったら、朝市は水・金しかやってないとか。
えー!
でも大丈夫。予定ちょっと変更でまた戻って来れるかも。

つづく

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