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受賞のためのベースアイディア②


自己紹介とここまでの歩み

私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。
10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。

ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。
noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

現在第17回GA文庫大賞に挑戦すべく、先日一つ公募向けのアイディアを考えました。

すでに人気のある漫画を元に、改造して公募用アイディアに仕上げたのがこちらの記事です。

今日はまた別のアイディアを考えてみたいと思います。

投稿作アイディアの作成

あのドラマが気になる……

みなさん、『ふてほど』をご存知でしょうか?
正式名称は『不適切にもほどがある!』というクドカン脚本ドラマで、現在TBSで絶賛放映中のドラマです。

こんな感じのあおりがあります。やや長いですが。

主演は阿部サダヲ、脚本は宮藤官九郎が担当する。2人と本作のプロデューサー・磯山晶が組んだTBSドラマは『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)、『木更津キャッツアイ』(2002年)、『タイガー&ドラゴン』(2005年)と、今も愛される作品ばかり。『タイガー&ドラゴン』から19年の時を経た令和の時代で3人が新たな作品を生み出していく。
本作で阿部が演じる主人公・小川市郎(おがわ・いちろう)は、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップしてしまう“昭和のおじさん”。
市郎がタイムスリップした令和で出会うシングルマザー・犬島渚(いぬしま・なぎさ)を演じるのは仲里依紗。時空を超えて出会った市郎と渚がどのような関係性を築いていくのかも大きな見どころのひとつだ。
さらに、市郎と同じ1986年に生き、とあるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動すべてを完コピする男“ムッチ先輩”こと秋津睦実(あきつ・むつみ)を演じるのは磯村勇斗
市郎と逆で、2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする社会学者の向坂サカエ(さきさか・さかえ)を吉田羊が演じる。
そして、市郎の一人娘・小川純子(おがわ・じゅんこ)を河合優実、令和の社会学者・向坂サカエの息子であり、サカエと共に2024年から1986年にタイムスリップする向坂キヨシ(さきさか・きよし)を坂元愛登が演じる。
さらに、山本耕史古田新太三宅弘城袴田吉彦中島歩ら個性豊かなキャストたちも出演する。
コンプライアンス意識の低い“昭和のおじさん”の市郎からは、令和ではギリギリ“不適切”発言が飛び出す。しかし、そんな市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。 昭和から令和へ、時代は変わっても、親が子を想う気持ち、子が親を疎ましく想う気持ち、誰かを愛する気持ちという変わらないものもある。妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディでもある。
時代とともに変わっていいこと、変えずに守るべきことを見つめ直す。今だからこそお届けしたい宮藤官九郎脚本のオリジナルドラマ。2024年1月スタートの意識低い系タイムスリップコメディ! 金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』に、ぜひご期待ください。

TBSのサイトより

私は残念ながら、我が家にテレビがないことと、現在Netflix未契約のため見れていないのですが、次Netflixを契約する機会があれば絶対見たいドラマの一つです。

ベース作品の改造

すごく面白そうだし、流行ってるそうだし、これを新人賞に出すのは良さそうな気がします。
それでは、この作品をラノベみたいにするにはどうすればいいでしょう。

さて、まずこの作品でもっとも特徴的なところは、コンプラ意識の低い昭和のおじさんが無菌のような現代にタイムスリップしてしまうことでしょう。そのギャップがドラマになり、ストーリーを生み出すのだと予想します(早く見たい……)。

コンプラ意識の低いおじさんが主人公なのはラノベ的にはどうかと思うので、まずこれをラノベっぽくします。
ラノベのヒロインは結構奇抜な子が多いので、それを主人公に持ってくればぴったりはまりそうな気がします。

理不尽暴力系ヒロインでどうでしょうか?

彼女は好意のある相手に、照れ隠しや間違った愛情表現で無駄な暴力を振るってしまいます。作品によってはヘイトの溜まってしまうキャラではありますが、特にハーレムものの作品でヒロインの特徴づけをするために割とみるキャラでもあります。

ハーレム作品のヒロインである少女は、ある日別の時代にタイムスリップ……しても意味ないですね。パラレルワールドに転移することにしましょう。

コンプライアンスの行き過ぎにより、我を出すことの許されなくなったパラレルワールド、零我《れいわ》に、ヒロイン転移します。

元いた世界のパラレルワールドなので、今まで通っていた学校もあるし、仲のよかった相手役の男子もいます。

その男子にいつものように暴力を振るったところ、なぜか彼女は生徒会室に呼び出しをくらい、『そのような態度が続くのであれば退学だ』と言い渡されます。

ショックを受ける主人公。
しかし、一方で主人公は見逃しませんでした。相手役の男子は、彼女の暴力に頬を赤らめていたのです。

私は間違っていない。
これは重要なスキンシップだ。みんな、きっとそれをわかってくれるはずだ。

この物語は、ヒロインが世界に屈服させられるか、世界がヒロインに屈服させられるかの戦いなのである!

なんか大体できた気がします。

完成あらすじとタイトル

【仮題】
理不尽暴力ヒロインはお呼びじゃない!

【あらすじ】
主人公は照れたり嫌なことがあったら好きな男子に暴力を振るってしまう理不尽暴力系ヒロインだ。ある日彼女は、コンプライアンスの行き届いた暴力の絶対許されないパラレル時代、零我《れいわ》に転移してしまう。
そこで出会う男子にいつものように暴力を振るうと、彼女は生徒会室に呼び出され『そのような態度が続くのであれば退学だ』と言い渡された。
違う、私は悪くない! この物語は、ヒロインが世界に屈服させられるか、世界がヒロインに屈服させられるかの戦いなのである!

まぁ、細かいなようは作り始める時に詰めていくとして……。
ぱっと見の印象としてはいけそうですかね? つまらなそうですかね?

正直作ってると自分ではわからなくなってくるので、一言でもご意見いただけると大変嬉しいです。
何卒、よろしくお願いいたします!

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