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成果と成長 ~過去と未来?~

こんにちは! あたたけ です。

4月期初の企業では、人事評価?業績評価?などをする時期でしょうか。
てゆーか、あたたけがその真っ最中です。

で、何となく感じたのが『成果を出しつつ成長する』のって、1年スパンで考えたら難しいなぁということです。
3年と5年とかでふり返れば、『成長もしたし(直近では)成果も出た』というのはごく普通のことかもしれませんが、1年ではちょっと難しいのかなぁと。
特に、何か新たな仕事を始める時には。

『それなりの期間、繰り返し担当している仕事』であれば、仕事を遂行する中で各自がPDCAサイクルを回して自分の力量向上にも繋げることはできるかもしれません。
ですが、新しく担当した仕事って、内容にもよりますが、『1年だと流れを覚えるのが限界、自分で遂行できるかは2年目以降の話』というのが現実なのかなぁと。

にもかかわらず、何となく理想を追って?深く考えず?、役割分担&目標設定時に『成果を出しつつ成長する』って感じで話してしまい、成果と成長を混同させてしまっているような気がします。
なので、『成果が出たんだから、成長した(≒次のステップに進む、あるいは昇格に値する力量がついた)のは当然』みたいな話をする人が出てくるのかと。。。。

うーん、ここはやっぱり、『成果を出すための仕事』と『成長するための仕事』をはっきり示した方が良い気がしますね。
『この仕事はとことん成果を出す(その中で力量向上できれば、なお良し)』『こっちの仕事はすぐに成果が出なくていいから、1年かけて力量をつける』くらい言わないと、『1年での評価』を有効に活用できないのかもしれません。

そもそも、『チーム全員が、成果を出しつつ成長する仕事を担当する』ってのがムリなんですよね。
だって、チームで遂行する仕事には色んなレベルのものがありますし、何よりも『チーム全体で一定の成果を出す』ことは絶対に必要なことですから。

ぶっちゃけ、『育成途中の人』『成長を期待する人』って『現時点の力量には期待してない人』です(全てとは言いませんが)。
なので、育成途中で任せた仕事の成果はあまり期待していません。
仕事を遂行する中で成長(≒必要な力量向上)してくれれば、成果が出なくてもいいかなぁって。
てゆーか、『その人が成果を出せなくてもチーム全体の成果にはあまり影響しない仕事』を任せて成長をはかっているんですけどね。
『成果を出すには成長が必須』『メンバーの成長がないとチームの既存業務が進まない』って、そんなギャンブルは出来ませんって。

さらに言えば、チームの仕事を各担当に役割分担をする時には、力量よりも低いレベルの仕事(≒本人にとって簡単な仕事)を割り振ることも、ごく普通にありますからね。
だって、『その仕事がある&誰かが遂行しないとダメ』なんですから。

この辺りは仕事の内容とメンバー構成のバランスにもよりますが、『仕事が簡単だから、ある程度の成果が出るのは当たり前』という人もいます。
そんな人が『成果を出しただけで成長まで評価される』と考えているのは、やっぱり『成果を出す仕事と成長するための仕事の区分ができてない』ってことなんでしょう。
この辺りをちゃんと説明できるのが、『良い上司の条件』なのかもしれませんね。

『成果(≒業績評価)は過去の評価』『成長(≒力量評価からの役割分担)は未来への期待』なんだろうなぁと、今さらながらに気づいた気がします。

と、日々、後進の育成に悩まされる今日この頃ですね。
(noteをふり返ると、そんな投稿が増えている気がします。。。)
ただ、人の育成だけではなく、自分の成長も忘れないようにしないと!

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ではでは。今回はこの辺りで!

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