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風見鶏って悪いコト!? ~臨機応変とは??~

こんにちは! あたたけ です。

紅麹に限りませんが、日々、いろいろなことが起こるもので。。。。
そんな流れで、あたたけ周辺では『事故対応をどうするのか』が話題です。

で、『事故対応マニュアルの形骸化』から話が始まっているのですが。。。。
あたたけ的には、考えれば考えるほど『詳細な事故対応マニュアルは不要』となっていくのです。

『緊急事態への対応なのだから、確実に対応できるように詳細を決めておくべき』という意見もわからなくはないです。
が、小売の立場で事故というものを考えると、必ず『被害にあわれたお客様』が目の前にいるんですよね。
で、健康被害の状態やそれに対するご意見等は千差万別になることが想像できるわけで、いくら詳細なマニュアルを決めていたところで、結局は『目の前の状況を見ての判断』を優先することになるんですよね。
『事故に対するお客様や世間の反応』ってその時次第なことが多いですし。
『今、完ぺきに作ったマニュアル』が、明日には全く役に立たないこともあるだろうなぁと。
『事故予防(事故を起こさないこと)』にはそれなりに定型的なマニュアルが有効ではありますが、『事故対応(事故が起こった後のこと)』は定型では対応が難しい気がするわけです。

※『想定できないことを想定する矛盾』という点で『食品防御』と通ずるものがありますね。

であれば、マニュアルを細かく決める必要性はないですし、そこに労力をかけるのが時間のムダと思ってしまうんですよね。
(まぁ、作るのがメンドーということもありますが)
さらに言えば、マニュアルを細かく決めてしまうと、マニュアル順守に走って状況にあわせた対応が難しくなるという懸念もあります。
『マニュアルに書いてないことをするのはルール違反』って言う方がいるのも事実ですしね。

そう考えていくと、『販売数、発症者数等、どのような情報を収集するのか(情報収集項目)』と『どのように組織内外に共有するのか(報告ルート)』くらいが決まっていれば充分なのかなぁと思うわけです。
インプットだけは決めておく』と言えるかもしれませんね。

また、『非常時には判断ミスが起こりやすいので、それを防ぐためにマニュアルが必要』というのもわかりますが、結局はその組織なりの判断になる気がします。
この辺りは、『組織文化』の影響も大きいかもしれません。

経営層が隠ぺいに走りそうな組織は事細かに事故対応マニュアルを決めた方が良い気もしますが、隠ぺいするような組織はそもそもマニュアルなんて守らないですかね。

などなど考えていたとき、あたたけが思い浮かべたのが『風見鶏』です。
『風向き(周囲の状況)を見て、その場しのぎで都合のよい対応をする人』みたいなあまり良い印象がない言葉ですが、実際の風見鶏ってめっちゃ丈夫な芯がありますからね。
芯(本当に大切なこと)はブレずに、風向き(周囲の状況)にあわせて対応する』って、事故対応に限らず、臨機応変な対応をするときの極意なのかなぁと思う今日この頃です。

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ではでは。今回はこの辺りで!

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