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へんぷ!

♪亜麻色の~ 長い髪を~♪――って、よくカラオケで歌うのだどもー。

“ははーん、亜麻色って…コレだな”と最近、チョー実感。

[亜麻]=[甘(い)]=[飴]

∴キャラメル色!…と。

かつてはそんなだった、対‘亜麻色’認識。

和名と実色を相対させず、漢表記と響きのイメージだけで帰結させていた由。

ゆえゆえ、亜麻色≒栗色っぽいキャラメル色――と、コイツを手にするまで。

さぁてお立ち会い!わが怠慢脳を目覚めさせた“コイツ”とは?

ふふ、岐阜県産“野州麻”だ。

パッと見は乾燥昆布、それでいて光が透ける麻の繊維束。

“精麻”と呼ぶのだとも、初めて知る。

それより何よりの麻繊維、これほどに美しい色合いとはねぇ、オドロキさね!

薄く削られたカンナ屑とは似て非なる輝きは柔らかで、金髪よりもヒトキワ艶やか…。

そしてキターっ!!…のが、膝ポン。

“あ、もしやコレが亜麻色…‘麻’だけに?”

手の内の、荘厳艶やかな野州麻。コイツを目にすりゃ、麻が古来“聖なる植物”として崇められ続けてきたのも頷ける。

わが人生RPGで拾った、“麻”とゆーアイテム。これから先、どんな役回りなのかが楽しみなトコロ。

とりま、長い一枚をほぐして更なる極細繊維に。先っぽを結び、足の親指に引っ掛けての挑戦は――三つ編み!

“お!ワレながらァ~!?”

調子ノリノリ、次に四つ編み。

“わ、イケる、イケる…時間忘れるっ!”

きゅぃきゅぃ編んだ麻紐で、〆に作った〈あわじ結び〉。

つか、繊維束からの紐編み。初めてにして…没入MAX…。

神々しき亜麻色を触っていると、静かな幸福感と清々しさを肌感するが…気のせいか?

そぃやエジプトのミイラも、巻かれている布は麻ではなかったか?

かつてわが命名癖は、彼岸花に〈天上の妖花〉と勝手名を付けた。

麻には――そう、〈神々のアロエ〉とゆー勝手名を授けたい。

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