【神輿・研究】50歳をこえて、大学院へ入学してみた。Vol.4

ハレの日とケの日という言葉を聞いたことがありますか?
ハレの日は、儀礼やお祭りの日で、非日常をいいます。
そして、ケの日は、普段通りの日をいいます。
成人式(儀礼)の日に着るお着物を晴れ着といいますよね。
お祭りもハレの日です。
その他はケの日となります。
そのケの日がとても大事で、ハレの日(お祭り)を目標に
いろいろな活動が地域にあります。
また、ハレの日から、地域の活動が広がることがたくさんあります。
地域の活動というのは、いろいろありますが、
街の清掃、公園の清掃、子供の交通安全を見守る、夜回り、
消防訓練などなど・・・。
町内によっては、太鼓のお教室や盆踊りの練習
文化祭されているところもあります。
ケの日がとても大事だというのは、この地域活動をすることで、
近所に住んでいる方の顔がわかることです。
なぜ大事かというと、第一に、これから起こることが予想されている地震災害にそなえてです。
阪神淡路大震災の際に、誰に救助されたかという数値に、

77%が近隣住民等
23%が消防・警察・自衛隊

という結果が出ているからです。
その他の地域でも、特に高齢者が多いところは、
ご近所付き合いがあり、地震で取り残された方がどこで寝ているということを知っていて、救助することができたという話もあります。
ここまでとはいわずとも、近所の方がわかるということは大事だと思います。

そして、神輿(祭)をとおして、地域活動が活発になり、ネットワークが広がることを研究しています。

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