人の醜い感情

嫉妬

僕は嫉妬ほど、人の感情のなかで、醜いものはないと思っている。

どうして、人は嫉妬するのだろう。
おそらく、人は自分にないもの、得ていないものに強い執着心を感じるからだ。

それは物に限らず、容姿や地位など、数えきれないほど多くあることだろう。

でも、嫉妬のうえに得た何かは、その場限りの満足感を味わえるだけにすぎない。執着心が先行しすぎると、正しい選択が頭ではできなくなる。

といいつつ、僕も以前は嫉妬ばかりしていた。
お金がなければ、お金がある人たちを嫉妬し、素敵な洋服を着ている人がいれば、その洋服を欲しがる。しまいには、彼女がいるなら、彼氏に嫉妬したり、容姿を羨んだり。
今、思い返してみても、本当に滅茶苦茶だと思う。

でも、ある日を境に、僕は嫉妬することをやめた。

それはなぜか。嫉妬ほど、自分自身を疲れさせるうえに、何も得るものがないと気がついたからだ。
今、自分にない、あらゆるなにかを羨ましがったところで、それが明日、自分に手に入るだろうか?

いや、ほとんど手に入らないだろう。手に入れられたとしても、それはほんの一時の満足感を自分に与えてくれるだけにすぎない。時間が経てば飽きて、また他のなにかを求めだしに行くにちがいない。

僕だけでなく、人はそんなことを繰り返して生きている。

でも、嫉妬をしながら生きることに何の意味があるのだろう?
過去の自分の積み重ねが今の自分であるし、今というものは絶対に比べられない。そして、未来のことは誰にもわからない。

だったら、今を一生懸命に生きないでどうする。
何かに嫉妬をしながら生きていることより、自分を磨くことのほうが先ではないか?

今、自分を磨いていることで、それがいつか輝きを得て、それが増していくかもしれない。
そのとき、それは嫉妬とか、そういう感情を越えて、自分の人生を生きていることになるだろう。

嫉妬をしながら生きること。それは、誰かの人生を見ながら生きていることだ。自分の人生を生きていないことになる。

人は誰かの人生を歩むことはできないし、歩むことを考えてはいけない。
歩める人生は、自分自身の人生だけだ。

いつまでも、嫉妬し、人の人生を歩もうとしていては、自分が幸せにならない。

そんな醜い感情は今すぐ捨てて、自分の足で歩みを進めるべきではないか。

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アキラ

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