アイスティー

日々の生活とか、想い出を書き残せたら。 東京に来て2年目。 読書をするようになってから…

アイスティー

日々の生活とか、想い出を書き残せたら。 東京に来て2年目。 読書をするようになってから、書くことも好きに。元々、両方嫌い。読書感想文なんか、最たる例。 手紙とか文章をノートに書いているときに、ITの仕事をされている方からnoteを教えてもらい、始めてみました。

最近の記事

note移管計画

新卒で入社した会社をわずか1年で辞めた僕は、いろんな方との出会いのおかげで、この夏からITの会社で働き始めた。 会社の主な業務内容はホームページの制作。僕の業務はWebライターだ。日々、いろんな記事を書いているけど、未経験ということもあり、プロ並みにはまだ書けない。勉強中の毎日だ。それもこれも、すべてはシェアハウスに住んだことがきっかけと言っても過言ではない。 「何か短くてもいいから、書いた文章を読ませてよ」 当時シェアハウスに住んでいた同居人の女性に言われた。あとから話

    • 星を探して

      台風が近づいていたからか、洗濯物が風に揺れている音で目が覚めた。 時計を見ると4:19を指している。早朝と言うべきか、夜中と言うべきか悩ましい時間に目覚めてしまった。 洗濯物が風で飛ばされていないか確認する。良かった。無事みたいだ。 僕は驚いた。不意に空を見上げると、そこには星がたくさん輝いていたから。 「東京ってこんなに星が見えるのか」と感心した。もっとじっくり見てみたい。同居人を起こさないように注意しつつ、僕は外に出てみる。 昼間は活気があるこの街も、この時間と

      • 街が生きている

        シェアハウスからの引っ越しが終わり、新しい生活が始まった。 会社までは歩いて15分。今までとは違う景色を歩いていく。僕の住んでいるのは、商店街に程近い場所だ。 台風が過ぎて、久しぶりに見る清々しい青空の下を歩く。時間は9時過ぎ。出勤は10時からだから、比較的、朝はゆっくりできるからいい。 家を出てすぐ商店街の入口にさしかかる。 同じように朝がゆっくりな人たちが僕の前を歩いている。朝のラッシュも関係ないから、心なしか足取りも軽そうだ。 この商店街は道の両脇に、ありとあら

        • 金木犀を想って

          秋晴れのある日。外に出て鼻をかすめたその香り。 「今年も来てくれたんですね」と1人つぶやいた。 あなたはいったいどこにいるのでしょう? 甘く、爽やかなんだけど、それでいて少し残る感じ。どこかな?どこかな? あっ、いました。今年もオレンジ色の姿をしたあなたが。 風が吹くたび、あなたの気配が残ります。秋の爽やかな青空と、フワフワした雲の下にいるあなたはとても素敵なような気がします。 今年も僕の前にいてくれるのは2週間くらいでしょうか? いつも、あっという間ですね。な

        note移管計画

          シェアハウス脱出計画

          2月の終わり。僕は住む家を失った。 すべては自分のせいだけど。 ホームレスになりかけた(正確にいうと少しなった)あとに、藁にもすがる思いで、僕はシェアハウスに住むことにした。 シェアハウスに住むなんて有り得ないと思っていた。 同じひとつ屋根の下に知らない人たちと一緒に暮らすなんて…… でも、僕は選ぶしかなかった。そのとき、僕の選択肢はホームレスになるか、死ぬか、シェアハウスに入るかのどれかしかないと本気で思っていたから。 そのシェアハウスをついに出ることにした。 約6か

          シェアハウス脱出計画

          僕の好きなお酒について

          僕は以前、お酒の業界で仕事をしていたから、お酒を飲むことも勉強することも好きだ。 まだ23歳(今年で24歳)だから、お酒を法律的に飲めるようになってから、まだ日は浅い。 まだまだ味を知らない、見たこともないお酒が日本だけじゃなく世界に山ほどあるだろう。 今日は、僕の好きなお酒を紹介したい。 知らない世界を知ったり、お酒の楽しみを知ることはワクワクする。そして、それは自分がまたひとつ大人になった気分にさせてくれる。 「SUZE(スーズ)」をご存じだろうか? フランスの

          僕の好きなお酒について

          好きを伝える

          あなたは誰かを好きになったことはありますか? その誰かは、人によってさまざまだろう。 両親、祖父母、兄妹、お世話になっている人、 彼女。 人を好きになるっていいことだ。 それはなぜか。頭のどこか片隅にでも、その人の存在を焼きつけることができるから。 そして、その人が傍にいなくても、僕らは存在を思い出すことができる。 でも、好きな気持ちを自分の内側に閉まっていてはもったいない。 伝えることには勇気がいる。 たとえ、それが身近な人でも。 当たり前なのかもしれないが、好き

          好きを伝える

          花を慈しむ

          僕が暮らしのなかで欠かせないことのひとつに 「花を飾ること」がある。 僕は思う。花が空間にあるだけで、気持ちが安らぐこと。優しい気持ちになること。花の名前を覚えて、散歩が楽しくなること。 花があると、ステキなことが起こる気がする。 僕はいつも、決まった花屋に花を求めにいく。 そこは週に3回、仕入れをしているから、いつ行っても色鮮やかで元気な花が並んでいる。そして、知識も豊富で優しさに溢れたスタッフの雰囲気も好きだ。 いつも、花の名前と花言葉を教えてくれる。 そして、

          秋の訪れ

          大きな台風がひとつ過ぎ去った次の日の朝、外に出ると「秋が来た」と1人つぶやいた。 夏のように、雲や空が高く大きくない。白い雲は空にふわりと浮かび、青空は夏の喧騒から少し落ちつきを取り戻した、少し深みを帯びた青色をしている。 特にここ2、3日はいっそう、秋が来たことを実感している。 川沿いに植えられている木々の葉は少しずつ色づきはじめ、空も澄んでいたり、雲が糸や波のように広がっていたりしている。 商店街を歩けば、魚屋には秋刀魚、八百屋には林檎や梨が整列している。 街を

          人の醜い感情

          嫉妬 僕は嫉妬ほど、人の感情のなかで、醜いものはないと思っている。 どうして、人は嫉妬するのだろう。 おそらく、人は自分にないもの、得ていないものに強い執着心を感じるからだ。 それは物に限らず、容姿や地位など、数えきれないほど多くあることだろう。 でも、嫉妬のうえに得た何かは、その場限りの満足感を味わえるだけにすぎない。執着心が先行しすぎると、正しい選択が頭ではできなくなる。 といいつつ、僕も以前は嫉妬ばかりしていた。 お金がなければ、お金がある人たちを嫉妬し、素敵

          人の醜い感情

          味方は1人でいい

          先日、以前アルバイトをしていたお店の同僚だった女の子と食事をした。その子はまだ大学生で、普段は明るくて元気な子だけど、その日はなぜか元気がない様子だった。 話を聞いていると、ちょっとしたことから、話を聞いてもらえず、周りの仲間から軽んじられているとのこと。 そういう状況が辛いから、どうにかしたいとも。 僕は彼女に訊ねた 「本当に味方になってくれる人はいないの?」と。 すると、慌てた様子でそんなことはないと答え、自分の仲の良い友人はそんなことがないと言った。 冷たいかも

          味方は1人でいい

          幸せの条件

          幸せになりたい…… 誰だってこう思うことだろう。不幸になりたいと願ってる人なんて、圧倒的に少数のはず。でも、幸せってなんだろう。それは、お金持ちになること?素敵な女性に囲まれること?名声を得ること? 今、23歳の僕のような若輩者には、ある種の真理のような話をできるだけの経験値は、残念ながらまだない。でも、僕なりに考えていることはある。幸せになるための条件ってなんだろうって。今は、2つの条件があると思っている。 誰かの幸せのためを願って、動ける人。 自分が今、幸せだと思い

          幸せの条件

          彼女について

          彼女ができた。なんの拍子もなく。お互いに好きなのかなという気持ちがあったから、僕の気持ちを伝えてみたら、相手も同じ気持ちだった。だから、僕らは友人関係から恋愛関係に移ることになった。 久しぶりにできた彼女。よくありがちだと思うのだが、男性から女性を好きになったけど、女性は男性と好きのレベルが同じではないけど、付き合うケース。僕もこれが多かった。でも、今回は違う。両想いということは、お互いの好きのレベルが同じ場所から始まる恋愛なはず。これは、初めてかもしれない。 でも、僕に

          彼女について

          素敵な朝ごはん

          旅先や日々の暮らしのなかで特に楽しみで好きなのが「朝ごはん」だ。朝から美味しいご飯をお腹に入れると、それだけでその日ずっと幸せな気持ちでいられそうな気がする。ましてや、それが自分の大好物であったり、大切な人と一緒に食べればなおさらだ。 僕にとって忘れられない朝ごはんがある。それはサンフランシスコの海沿いの公園「コールデン・ゲートナショナル・パークス」のなかにあるカフェで食べたグラノーラと温かいカフェラテだと思う。 当時、滞在していたゲストハウスのマダムに晩ご飯のとき、美味

          素敵な朝ごはん

          初めてBarの扉を開けた日

          20歳を迎え、お酒が飲めるようになってから行ってみたかった憧れの場所がある。バーだ。漫画を読んでいていつも思っていた。色とりどりのボトル、落ち着いた大人の空間、そして一杯を生み出すバーテンダー。 アルバイトで得たお給料を片手にいそいそと夜の街へと繰り出した。ネオンが輝くありとあらゆるお店には目もくれず、目的のバーへと向かう。茶色の重厚そうな扉の前に立つ。中の様子はわからない。急に心臓の鼓動が早くなる。緊張している・・・。息を整えて扉を引く。 「ギイィィィィ。」 扉が開く

          初めてBarの扉を開けた日

          渋谷の夜

          夜の渋谷ほど、いらんな人間を見ることができる場所はないと今は思っている。僕の東京での行動範囲が狭いからかもしれないが・・・ 渋谷も夜が遅い街だ。終電を過ぎてからが本番?と思うくらい、街に人がいるし、お店のネオンもギラギラ輝いている。 家路を急ぐ者、カメラを片手にいそいそと渋谷の街を撮る人。お酒にすっかり酔った若い男性の軍団にギャル、そんな人たちをお店に呼び込もうとするキャッチの人たち。そして、お酒に潰されてしまって、道端で座り込んで頭が垂れてしまったり、寝てしまっている人