シャバアーサナ

今日は月に一度の、市内の精神科デイケアでヨガクラスをする日でした。シャバアーサナのゆっくり上下するみなさんの呼吸を見ている時間はとてもおだやかで静かで、最近ハードな毎日が続いていた私の方が助けられる気持ちでした。

精神科に通う方々にとっては、目を閉じて休むことも勇気のいることの一つだったりする場合もあります。片時も休まず他の何かが自分に侵襲するような苦労の中で、デイケアの仲間と一緒に動き、横になることが楽しみの一つになっていると聞けるのは、この上ない幸せなことです。

このクラスを始めて一年経った頃、内容に悩み、自分は何もできていないと気持ちを打ち明けた際、

「今日ここにくるためにたくさん準備をして皆来ています。感覚過敏で服装を整えるのに大変な時間と努力がいる人もいるんです。何にもなってないなんて言わないでください」

と看護師さんに言われたことがありました。自分がいかに思い上がっていたかを知る一言で、今の福祉の仕事をする毎日にも通じ、度々思い返しています。

40分ほどと短い時間ずつの2クラスを、ゆっくりゆっくりと進めるので、私の技量では本当にほんの少しのことしか出来ることはないのですが、これからもこのご縁を大切に続けていけたらと願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?