娘は今日から仕事に行くという。
程度の違いこそあれギックリ腰はぼくも経験しているが、あの時はルシファーに一撃を喰らった瞬間から身動きができなくなって、トイレに行くのも四つ這いで行っていた記憶があるから、やはり娘の場合は比較的軽度だったということだろう。
そんなわけで土曜日でありながら5時半に起きて弁当を仕込む。

勤め先まで送り届けて帰宅すると家人は美容院に行っていて不在であったから、昼飯はひとり分を用意する。

「しょうゆ焼きそば」である。
もう焼きそばはアホほど作っているので、目先を変えて食わないと飽きてしまう。
黄身は乗せた瞬間に崩れてしまった。

朝早かったので昼過ぎには眠くなる。
どういうわけだがオートバイに乗っている夢を見た。
それも大きいのではなく、初めて乗った友達の原付きオートバイであった。
そのオートバイを貸してくれた友達は、もう10年ほど前に他界してしまった。

晩飯は「豚しょうが焼き」と「茄子の田舎煮」である。
最近は味付けをできるだけシンプルにしようと試みていて、しょうが焼きはしょうゆと酒(しょうがは当然入れる)、茄子はしょうゆと砂糖だけである。
あとはみそ汁と白飯でじゅうぶんなごちそうである。

ごちそうさん。