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ポークピカタのあんかけスパゲッティー

こうして見ると天津飯みたいだ。
なかなかの再現度だ。

名古屋メシ

最近は食いものどころとして取り上げられることの多い名古屋だが、名古屋メシとか言われているもののいくつかは名古屋のものではない笑
天むすはたしか三重だし、モーニングサービスや味噌煮込みうどんなんかも、細かいようだけど一宮だから名古屋ではない。
名古屋発祥だとされている名古屋メシは「あんかけスパゲッティ」「エビおろし」「ころうどん」「台湾まぜそば」「台湾ラーメン」「手羽先唐揚げ」なんかが代表だろう。
エビおろしなんかは当たり前にどこにでもあると思っていたから、ちょっと驚いた。大根おろしをそばやうどん、きしめんに乗せてエビ天をさらに乗せてツユをかけてあるだけ。
ころうどん(単に「ころ」と呼んでいたけど)に至っては冷たいツユで食べるうどんのことだが、なんでも静岡の磐田から東、三重の伊賀から西では「ころ」が通じないんだとか。
ま、これは食いもの自体というよりも呼称の話だが。ちなみにきしめんの冷たいのは「きしころ」と言ったりする。

あんかけスパゲッティー

これは押しも押されもせぬ名古屋発祥の食いものである。
あんかけスパゲッティーというとヨコイという店が有名だが、そこの創業者の横井さんが「そーれ」という店で働いていたころに生み出したんだとか。
ぼくがはじめて食べたのはいつくらいだったか、よく覚えていないが、大学のころにはヨコイはすでに人気店で、バイトの合間の昼メシを食いに行ったりしてたから、たぶんそれより前だったんだろう。

ポークピカタのあんかけスパゲッティー

一般に(一般というほどポピュラーな食いものではないが)あんかけスパゲッティーというと「ミラカン」というトッピングが有名だが、他にもたくさん種類がある。

これはそーれのメニューだが、ぼくが好きだったのはヨコイでもそーれでもなく、営業のころ得意先の隣にあった喫茶店で出していた、あんかけスパゲッティーの「ポークピカタ」だった。
まぁ単にポークピカタがあんかけスパゲッティーに乗っているだけなのだけど、そこのソースが他のよりもピリッとスパイシーで無茶苦茶熱かった笑
毎度やけどしながらハフハフ食うのだけど、これが実に旨かったのだ。
ぼくはその得意先を訪問する毎週火曜日を楽しみにしていた。

ピリ辛ソース

あんかけスパゲッティーのソースは意外とめんどくさい。
赤ワインやらケチャップやらウスターソースやら、とにかく色々入る。
自力では無理だから、色んなレシピを試してみるも、どれもしっくりこない。
コクがないし甘過ぎるのだ。

ところが今日試したレシピは記憶している味に近い。

  • ケチャップ大3

  • ウスターソース大1

  • 砂糖大1/2

  • ビーフコンソメ(これはキモ)1個

  • ブラックペッパーとこしょう 想像の3倍

これらに水250cc。
本当なら赤ワインを大1/2くらい使いたいがないので、今日は酒を代用した。

これは近い。
もっとスパイシーでいいから砂糖は少なめにしたい。
ぼくはタバスコを追加して食った。

今までと大きく違うのはビーフコンソメだろう。
試したレシピにはダシダを使うものもあったから牛肉のだしが不可欠ということなのだろう。
ちょっと麺の量を減らして茹でたのを後悔するほどだった。


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