見出し画像

オンラインマッチングをよく利用する人たちの性格

割引あり

2022年の時点で,世界最大のマッチングアプリであるTinder(ティンダー)は,190ヵ国以上でサービスを提供し,1050万人以上の有料会員を誇るそうです。

利用時間

利用者たちは,マッチングアプリにどれくらいの時間を費やしているのでしょうか。とはいえ,自分で把握している利用状況と実際の利用状況には乖離があるかもしれません。いちいち時間を気にしてマッチングアプリを使うわけではありませんからね……。

性格との関連

これまでの研究でも,パーソナリティ特性とマッチングアプリの使用との関連が検討されています。たとえば,Tinderの利用者は非利用者と比較して,外向性と開放性の得点が高い傾向があると報告されています。

一方で,マキャベリアニズム,サイコパシー,ナルシシズムの3つのパーソナリティ特性のまとまりであるダーク・トライアドについては,マッチングアプリとの関連は明確ではありません。また,ビッグ・ファイブ・パーソナリティと比較したときに,ダーク・トライアドがより大きく関連するのかどうかという点についても,明確ではありません。

このあたりの関係について,実際のスマホデータを用いて検討した研究があります。では,こちらの論文を見てみましょう(How bright and dark personality traits predict dating app behavior)。

ここから先は

1,153字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?