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家族への対応で見る自分の本性

父の帰りを待ち望んでいた。
 
去年の終わり、転院する日、家に帰れると思った父が喜んで泣いていた。なんともいえない気持ちになった。早く家に帰らせてあげたい。

なのに、帰ってきたら、あの気持ちいずこ?!同じようなお母さんがいる友達から優しい気持ちもてるん3日やでと言われ、いやそれはさすがに短かすぎるやろと思ってた。3日どころか、退院初日にもうすでにイラッとさせられた笑笑。

先週の土曜に退院したから今日で4日目。昨日なんて、かなり腹が立って、「じゃあ好きにしい!」と捨てゼリフを吐いて、襖をバンッ。
3日目ですでに爆発!早いー笑。

自分の部屋に戻っても怒りが収まらん。
一人でぶつぶつ文句を声に出して言う。
それでも収まらんので、ノートに書く。

父を自分の思うように動かしたいコントロール欲。自分の思うようにいかんと切れる。これは母と同じではないか!
でも、いーんだー。怒りたくて怒ってるわけじゃないし、ほんとは優しくしたいけど、それでもどうしても腹が立つ。しょーがないもーん。

開き直り作戦。
そんな自分でいいのだ作戦。
これでいいのだ!
バカボンのパパ作戦。

そうこうしてるうちにちょっとずつ気持ちは落ち着いてきた。

父が、トイレに行こうとしてる足音が聞こえてきた。

退院の日、車椅子で帰ってきた父。介護タクシーの運転手さんが3階まで車椅子ごと運んでくれ、玄関にイスをもってきてそこに座らせてもらった。そこから自力では立ち上がることができず、先の友人に教えてもらった介助方法で立ち上がらせることができた。そこから部屋までは伝い歩きで自分の部屋まで行くことができ、思いの外動けるのでホッとした。

その後わかったのは、支えるところがあると立ち上がれるということ。ベッドから立ち上がるのは両手をベッドについてよっこいしょと立ち上がれる。でもトイレは手をつくところがないので立ち上がれない。なので、トイレだけ私が立ち上がるのを手伝っていた。

トイレに手すりをつける改修工事をすでに頼んでいるが、それまでが困る。とゆうわけで、昨日の朝、レンタルの手すりを設置してもらった。

そして、さっきのトイレに行こうとする足音が聞こえてきた続き。手すりを置いてから初めてのトイレ。さっきの怒りで様子を見にいくのもしゃくやけど、いけるんか気になるから見にいってみた。

ありがたいことに父は忘れっぽくなっている。さっきまでのことを忘れているようで、「おーこの手すりいいなー」って喜んでる様子。それを見たら、私もさっきのことは、まいっかーと。

そして、手すりのおかげで、無事一人で立ち上がることができた!よかったー。

だけど、その一回きりでそれ以降トイレに行っていない。紙パンツをしてるのをいいことにそこにする。「手すりせっかくつけてもらったのにトイレ全然行ってないやん」と言うと、「行ったで」と答える。行ってないから笑。

トイレでしてくれると私が毎朝紙パンツ変えるん手伝ったり、下着を汚して洗う手間がなくなるんやけど。それとトイレまでの少しの移動もリハビリになるから動いて欲しいんやけど、んぐぐぐぐーーー。放っておくということが今の私の課題なんやろう。

食事においても物申したくなる。デザートをまず食べようとする。もしくは、ご飯の途中、それに手を出す。好きに食べたらいいんやろうけど、どうしても自分の考えでつい口を出してまう。今日は、プリンをご飯の途中に箸で食べ始め、色々言いたいことはあるが(スプーンそこにあるやろとは言ってしまった笑。なのに箸が食べやすいと言われる笑)、もう見てみぬふり!いや、途中でもう無理!と、食べかけの自分のご飯を持って、台所に移動。

放っておこー。
明日から私はバイト始めるし、自分のことで忙しくてそんな父のことばっかり考えてられんやろう。きっと私は今暇なのだ。

私は私のことをしよう。
人のことはほっとけ。

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