#46 ロールモデルがいない問題|大企業スキルの活かし方ってなんだろう
こんにちは。
2年前に大手メーカーを退職し、世界を飛び回る海外ノマドになったあつみです。
このnoteは、大企業で培ったスキルに価値を見出したい!という取り組みをするに至るまでとか、大企業にいた当時の経験を振り返る連載です。
今回は、自分が目指したいロールモデルがいないと思うことについて考えてみたいと思います。ロールモデルがいないというよりも、探してない・見つけられてないというのが正しいと思う。誰か1人を探すのではなく、いいとこ取りをするというのもポイント。
前回の記事はこちら
ロールモデルがいないという悩み
「ロールモデルがいない」って思ったことないですか?
それか、そういうふうに言ってる人の話聞いたことないですか?
検索して出てきた記事がそんな空気感のことを書いてたので貼っときます。
それに対して、「ロールモデルの見つけ方」でindeedの記事が簡潔だったのでこれも貼っときます。
(埋め込み表示にならなかったのでリンクのまま↓)
https://jp.indeed.com/career-advice/career-development/role-model
ロールモデルを見つける難しさ
新卒から数年は2-3個上の先輩のように仕事できるようになりたいって、同じ部署や隣の部署の先輩たちを見ながら過ごす。
その次は、7-10年目で主任前後の先輩たちの背中を追いかける。
大企業だと人数も多いので、それぞれの部署で自分と近い年次の人がいてくれるので、自分が1年後、5年後どうなるか、何を目指すべきなのかが結構わかりやすい。
仕事上のロールモデルはたくさんいるのに、なぜロールモデルがいないというのか。
ライフスタイルの部分で分岐が無数にできるから、自分のスタイルに合う人を探すのが難しいんだと思う。
仕事もプライベートもほどほどにやる
仕事もプライベートもバリバリ欲張る
プライベートを犠牲にして仕事を頑張る
どれがいい?って言われてもさ、グラデーションであって自分とピッタリ合う人を見つけるというのは無理な話よね。
会社にいれば仕事バリバリする人が評価されるから、仕事頑張りたいって思うけど、そうするとプライベートの時間が削られてしまうって容易に想像できるじゃんね。
別にプライベートの充実とかを考えずに純粋に仕事を頑張ってバリバリ働くのも嫌いじゃない。
一方で、仕事ばっかりできても、プライベートが充実してないとなんかダメな気がする。プライベートの充実って他人に評価されるものでは本来ないけど、やっぱり20代のうちに結婚して子供産んで、家建ててという方が充実しているという見方が強いから、自分もそこを目指したいな〜とポワーンと20代のうちは思い続ける。
で、30代になってそれが達成できてないと、あれ?私ってダメな人間なのか?と不安や焦りを感じてしまう。
仕事だけじゃなくもっと視野を広げて、人生をどう生きるかとか、どうありたいかとか深く考えてなくて、とりあえず安定した暮らしがしたい思ってたから自分の生活には満足しているんだけども。
脱線するけど、なんで仕事は頑張ってると成果が出るのに結婚はできないのだろうかと本気で考えることもある。恋愛・結婚にも教科書的な正解があればいいのにと思うのである。
自分がどうありたいか
子供がいた方が偉いとか、仕事をし続けるのが偉いとか、同じ土俵で語ってはいけない。だって比べられるもんじゃないから。人それぞれ優先するものが違うしね。
でも会社という環境では同じ土俵にあがらなきゃいけないこともある。
そんなときに大事だなと思うのが「自分がどうありたいか」
どうしても会社での評価は気になるし、評価されたいって心のどこかで思ってるんだけど、自分の人生をどう生きるかをまず持っておくとブレなくていいな〜って。
私がそう思い始めたのはコーチングを受け始めて自分と向き合うようになってからです。
新卒の研修の中でライフシフトを課題図書にして自分の人生を考える時間とか設けた方がいいよね。無形資産と有形資産とかさ、若いうちはお金貯めるのも大事だけど、人間関係やスキルとかの無形資産を蓄えておくのがいいよってわかるじゃん。特にこれからは定年まで終身雇用が維持できるかもわからないし、定年まで勤め上げたとして社外にネットワークないと孤独になるとかさ、なかなかつらいよね。
ロールモデルを知る必要がある
ロールモデルがいないって思ったことはもちろんある。
まず初めに、その時は誰か1人”憧れのあの人”みたいな存在を探していたけど、上述の通りそんなぴったりな人はいない。
だから、複数人のいいとこどりをするのがいい。
仕事においてはこの人のこの部分、子育てにおいてはこの人のここ、人付き合いにおいてはこの人のここ・・・など、うまいことミックスして自分のロールモデルを作り上げていけばいいんじゃないか。
次に、そもそも自分が知ってるロールモデルが少ない可能性がある。社内でも他部署の人と話すと新鮮だったりするように、自分と違うフィールドにいる人を見にいくのも大事。これをやらずにロールモデルがいないって言ってる人は結構いる。
社内でもまだ狭いと思う。
会社員軸なら社外の人たちとのつながり、異なる業界や職業の人たちとのつながりができ始めると、狭い世界にいたんだな〜って実感する。
今年参加した #CLS高知 とかは、みんな普通に会社員やってるのにすっごく自由に楽しそうにしているんだよ。ほんとに会社員ですか?って人がたくさんいる笑(もちろんいい意味で!)全力で遊び、全力でディスカッションをして、全力で旅や観光、懇親会を楽しむ、夜深くまで笑
そういう面白い大人がたくさんいるって知ってるだけで、自分のロールモデルがいないんですってふてくされたりしないで済むと思うんだ。
環境を今すぐ変えるのはエネルギー使うけど、情報を知るだけなら割とハードル低いでしょ。
そうやって、自分がいいなと思う生き方を磨いていくのがいいんじゃないかと思ってる。
そして、私自身がこの4年くらいでそういう体験をしてきた。
ただ厄介なのは、「自分がありたい姿」が今の会社や所属のコミュニティで評価されるかどうかはまた別軸なんですよねw
自分がどうありたいかを軸にしながら、組織やコミュニティの中での役割においてうまいこと接点を探していくのがいいのかなー。
これはなかなか難しいテーマだなとは思う。
最後までお読みくださりありがとうございます!
📸見出し画像:#CLS高知 ワーケーションで四万十町の岩本寺近くの川で座禅(2023)
また明日!
★【連載まとめ】大企業スキルの活かし方ってなんだろう
★あつみのプロフィール
新卒から13年働いたトヨタ自動車を退職して海外ノマド(フリーランス)に。法人のマーケティングコンサルティングや海外ノマド体験プログラム『ノマドニア』の運営スタッフなどをしています。
大企業にいた経験やスキルを言語化して価値を見出すべく「#大企業スキル勉強会」主宰。
思わず誰かに話したくなる面白い経験が好きで、会社員しながら月イチで海外に行ったり、退職する際にコロナ禍3ヶ月海外行ったりして、旅レポを書いています。直近はスペイン巡礼”カミーノ”33日間の体験をnoteで振り返り中です。
Twitter:https://mobile.twitter.com/atsumiee
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