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自分ごとにすると能力が爆速で伸びる

オーストラリアで生活して7ヶ月半。



僕の英語力は良いとは言えない。



いや、悪い(笑)



大半の会話が


は?



になる(笑)



僕は中学1年生から高校3年生までの6年間英語の授業を受けていた。



だから英語の勉強時間は6年



しかし


は?



になるのが現実。


僕は洋画が好きでよく見る。



フォレスト・ガンプは最高ですよ。



ベトナム戦争の中の人間ドラマを描いた心温まる映画で、オリジナル英語音声、日本語字幕付きで何十回も観た。



英語は聞いているはず。



ずっと。



子どもが生まれたとき深夜起きて子どもにミルクをあげる役目は僕だった。



その時によくイギリスのドラマ『シャーロック』にハマった。




頭のいいシャーロック・ホームズから発しられる推理はとてつもなく速い。



ついていけない。



専門用語もたくさん出てくるからまず言葉が覚えられない。



それでも僕はハマって10回は通して観た。



それでも僕の英語力はお粗末なものだった。



オーストラリアに来て英語を使わなくちゃいけない状況になった時



僕はいつでも脇汗をかいていた。



簡単な挨拶をするのに、頭が破裂しそうな気持ちになった。



4年前サーカスに出演していた時マカオに半年間過ごしたとき



毎日嗚咽を吐き、常に心臓から汗が滲み出ていた気分だったのを思い出した。



涼しい顔して映画見ている時よりも



胸や脇に汗をかきながら会話をする方がよほど頭にこびりつく経験をした。



その英語が簡単かどうかなんて関係ないのかもしれないと今思う。



では、何が違うのか。




自分ごとに思うか思わないかだ。



映画の登場人物にどれだけ画面越しに訴えかけられても怯えて応える必要はない。



しかし、面と向かって声をかけられるリアルではそうはいかない。



必ず答えないといけない。



おはよう!と言われて無視できる人はそうはいない。


おはようと返す人がほとんどでしょう。



会話をすることが何よりも大切だとされるこの国では、僕はとてつもなくおとなしくて無口な人物に映ったに違いない。




日本でもよく喋る人間じゃないけど、海外にいると僕は常に悟りを開いているような姿で立っている。



いや、言い換えれば囚われたネズミのようだった。




手の打ちようがないから堂々と立っているだけだ。



腰を据えるしかないのだ。


話しかけられたら応える。


質問があったら質問する。



しっかりとそこに存在しないといけない。



12歳から英語に触れているはずなのに全くと言っていいほど英語が使えなかった。



しかしこの数ヶ月で英語力はグンと伸びた。



‥‥僕なりに(笑)


もちろん周りの人からすると僕の英語は破茶滅茶だ。



それでも話そうとする気持ちは前よりも強くなり


間違ってもいいから話す!
という気持ちを待つことができたのはかなり大きい。



さらに大きいのは、



間違ってることなんて気にしてられねぇ!!


ということ。



僕はネイティブじゃないんだ。


間違うのは当然だろう!


お前はネイティブなんだからお前が察しろ!



という半ば半ギレの状態で会話をする(笑)


すると、意外と分かってくれることが多い(笑)



もちろん周りには苦労をかけます。



それでもあなたと話したいんだ!!という気持ちは誰に対しても買われる。



は?って顔はされるけど、とても喜ばれる。



映画は楽しむものだけど、自分ごとのように感じながら言葉に触れてみると言葉は覚えられるのかもしれない。



頭が痛くなるだろうが、新しいことを覚えるとはそれくらいの労力は必要なのだ。



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