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かけっこ練習ノート – 自分で決めるチームを目指して


 
2月29日(木)
<練習内容>
- スタート&加速
- 坂ダッシュ / 50mダッシュ
 
この日の練習は、4人だけでした。
多くの5年生は別の公園で遊ぶとのこと。
2年生はいつもの5人が来ていたものの、どうしても鬼ごっこがしたいという事で練習はやらず。
結果として、6年生3人と5年生1人だけの練習でした。
 
最近では毎回20人近く練習に参加していたので、ちょっと拍子抜け。
でも、これは子ども達が「自分で決める」という事を実践した結果なのですね。
 
ダッシュ太尾では、ことあるごとに言っている事があります。
「誰かに言われたから練習する」、「友達がやっているから練習する」ではないよね。
「今よりも速く走りたい」、「速く走る方法に興味がある」、「走ることや練習が楽しい」という子が、自分の意志で練習に参加する環境を目指したいと。
そうやって来てくれる子がいれば、たとえ1人でもかけっこ練習は続けます。
 
さて、今日はスタートと加速について集中的に練習しました。

50m走の中でスタート&加速はたかだか全体の4分の1程度。自然と4分の3を占める中間疾走の方が練習の比重も大きくなります。
さらにスタート&加速時と、トップスピードになった後の中間疾走とでは、走り方が全く違います。真逆と言ってもいいくらいです。
このため、スタート&加速時の走り方が中間疾走の走り方と混ざってしまわないようにいつも気を付けています。
せっかくスタート&加速が速くなっても、それによって中間疾走に悪い影響が出てしまっては逆効果だからです。
 
具体的には…
加速時は弾まず、地面をしっかりと捉える ↔ 中間疾走では思い切り前に弾む
加速時は体重を前に前に移動して前傾姿勢 ↔ 中間疾走では地面に対して体は垂直
このように真逆なのです。
 
特にスタート&加速の時に斜め上に弾んでしまう子が多いです。
「地面に吸い付くように」とアドバイスすると、弾まず力をしっかり地面に伝えて走れていました。
大切なのは、加速区間が終わったら少しずつ体を垂直に戻して、弾む走りに切り替えること。
それが出来ないと、トップスピードにならず、逆に失速してしまいます。
 
今日はこの加速の練習を繰り返し行い、一部の子は坂でも同じように練習をしました。
 
多くの球技系のスポーツはこの加速がとても重要なので、しっかり練習していきたいと思います。

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